日テレNEWS NNN

写真拡大 (全5枚)

相次ぐ「闇バイト」で実行役を集めたとみられる強盗事件。元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は、「闇バイト」で集められた人は、“必ず捨てられる”と指摘します。また、警察庁は脅されて犯罪に加担しそうになっている人に向けて呼びかける異例の動画を公開しました。

闇バイトの“扱い”について…

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「(闇バイトは)使い捨てですから。使うだけ使っておいて、最後は警察に捕まってもいい。その人たちに報酬をやるようなことはしないと思う」「(強盗は)捜査にかける人員が多いから、逃げ切れるわけがない。(闇バイトは)使い倒されて、最後は捕まるようにできている」

グループを抜けようとしても「家族をひどい目に遭わす」などと、指示役らが脅してくるといいます。

こうしたなか、警察庁は指示役に脅され、犯罪に加担しそうになっている人に呼びかける、異例の動画を公開しました。

警察庁生活安全企画課 阿波拓洋課長(警察庁のXより)
「勇気をもって抜けだし、すぐに警察に相談してください。警察は相談を受けたあなたや家族を確実に保護します」

   ◇

“警察に相談するタイミング”について、鳴海氏は次のように語ります。

元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「闇バイトだなと思った時点で、相談にいっていただきたい。理想は犯罪に手を染める前に相談してほしいですけど、強盗に加担しちゃった、犯罪に手を染めてしまったとしてもまだ引き戻せます。ぜひ出頭して、家族なり、自分の命を守ってほしい」

(10月21日放送『news zero』より)