「Talk Withおはなしテレビ」プレス発表会で、自身を模したキャラクターと記念撮影した小林幸子(撮影・松尾幸之介)

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歌手小林幸子(70)が16日、都内で行われた「Talk With おはなしテレビ」プレス発表会に出席した。

高齢者の脳の活性化をサポートする対話ツールで、サービスに登場する自身を模したキャラクターとの会話なども実演した。

“誰でも知っている話しかけやすい国民的歌手”として白羽の矢が立った形で「自分と話すなんて不思議な感じ。結構きれいじゃない?どっちがお好き?」と笑いを誘いつつ「こうしたサービスを知ってもらうことが大事。ぜひみなさん1文字でも多く書いて下さい」とPRした。

70歳を迎えた自身の健康法については「歌を歌うことは良いとされていて、あとはニコニコ動画と出会って、新しいジャンルの仕事をさせていただいたことが元気の源かも」と話した。

ニコニコ動画などとの関わりをきっかけにネット上では「ラスボス」と呼ばれて若者にも人気に。YouTubeやTikTokにも果敢に挑戦している。

YouTubeチャンネルの名前は「YouTuBBA!!」(ユーチューババア)で「どうせ陰で言われているくらいなら自分の名前にしようと。面白いなと思ったことはやってみて、だめならやめればいいだけ。年齢的にもう無理とか、そういうことが一番いけない」と語った。

最近ではGENERATIONSのライブにゲスト出演するなど、若手アーティストとの交流も多い。

「今回のサービスもそうですが、やっぱりメッセージは大事だと思っています。新しい時代の空気を吸って生きて生きているわけだから、抗うことなく生きていきたい。今回のGENERATIONSさんとのコラボでも2万人の会場のみなさんが私の新曲の振付をやってくれて、すごかった。一生忘れないです。うれしかった」と笑顔で振り返った。

よく周囲から人生相談なども受けるといい、この日も軽妙なトークで会見を盛り上げた。「これからもバカバカしいことを本気でやろうと思っています。そうするとどんどん楽しくなってきます」。芸能界に鎮座する“最後のとりで”として、これからも多くの人を魅了し続ける。