カブスの今永昇太【写真:ロイター】

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新人の174奪三振は1998年のウッド233奪三振以来

 カブスの今永昇太投手は大リーグ移籍1年目の今季、ともにリーグ3位となる15勝、防御率2.91を残し、本拠地シカゴのファンの心をわしづかみにした。さらに地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」は、今永がカブスのルーキー投手として残した偉大な数字を紹介し、女性レポーターが今永の素晴らしさを振り返る動画を公開。米ファンからも次々に「史上最高だ」「カブスにいてくれてうれしい」と共感の声が集まっている。

「マーキースポーツ・ネットワーク」公式Xは「ショウタ・イマナガは、1998年のケリー・ウッド以来、カブスの新人先発投手として最多三振数を記録した」と紹介した。今季の今永は、173回1/3を投げ、投球イニングを超える174奪三振。これは1998年に新人王に輝き、13勝6敗、233奪三振を記録した剛腕ウッド以来だったというのだ。

 同局が公開した動画では、レポーターを務めるテイラー・マクレガーさんが「ショウタ・イマナガについて話さないといけません。今シーズンに入って、誰も何が起こるか本当に分かりませんでした。この男がフライボールの投手だということは知っていました。しかしそれがどのようにリグレーで活きるのか確信はなかったし、どれだけ成功するかも」と、シーズン前には今永の活躍について懐疑的だったと明かしている。

 続けて「彼は皆の予想をはるかに超えてきました。特に最初の数か月は、最高の投手でした。本当に素晴らしかったし、彼はここでの投球の仕方を学んだことを大いに評価されるべきだと思います」と称えると、米ファンからも多数のコメントが寄せられた。

「私の史上最高だ」
「彼は素晴らしい。カブスにいてくれて嬉しい」
「2024年のカブスの優秀な投手だ」
「彼を見られないのが寂しい」

 カブスはナ・リーグ中地区で2位となったものの、プレーオフ進出は逃したため「ポストシーズンでショウタ・イマナガが投げているのを見たい」という切実な声もあった。

(THE ANSWER編集部)