4万円台からゲットできるMRヘッドセット「Meta Quest 3S」フォトレビュー、Quest 3から何が変わったのか？

2024年10月9日 6時0分

Metaのスタンドアローン型MR(複合現実)ヘッドセット「Meta Quest 3S」が2024年10月15日(火)に登場します。Quest 3SはQuest 3の廉価版という位置づけのデバイスで、光学性能のスペックは一部ダウンしているものの、Quest 3と同じSnapdragon XR2 Gen 2と8GBのRAMを搭載し、フルカラーパススルーによるMR体験が可能となっています。そんなQuest 3SをMetaから借りることができたので、Quest 3やQuest 2と比較しながらまずはその外観をチェックしてみました。

Meta Quest 3S: 最新のMRヘッドセットの予約注文 | Meta Store

https://www.meta.com/jp/quest/quest-3s/

Quest 3Sのパッケージはこんな感じ。今回貸してもらったのは256GBモデルです。

内箱を開封。

内容物はQuest 3Sヘッドセット本体、Meta Quest Touch Plusコントローラー、メガネスペーサー、USB-C電源アダプター、USBケーブル(1m)です。

ヘッドセットを正面から見たところ。中央上部にMetaのロゴが刻まれており、下部の左右にカメラとセンサーがあります。

カメラとセンサーを近くで見るとこんな感じ。

右側面。ゴーグル部分の下部にある黒い点はカメラです。

左側面には電源ボタンとカメラ。ストラップの付け根にはUSB-Cポートがあります。

ストラップにはスピーカーが内蔵されています。左側のストラップの内側にはFCC IDやシリアルナンバーが書かれていました。

天面にはボタンやセンサーはありません。頭に固定するバンドはゴム製です。

底面部には音量調節ボタンとアクションボタンがあります。

接眼部を外して内側のレンズを見たところ。

Quest 3ではパンケーキレンズでしたが、Quest 3SはQuest 2と同じフレネルレンズを採用。レンズをのぞくと同心円状の溝が見えます。

また、Quest 3Sは瞳孔間距離(IPD)調整が3段階となっており、レンズを直接指で動かすスタイルです。

付属のUSB-C電源アダプターは18Wで、入力が100～240V・0.5A、出力が5.0V＝3.0A／9.0V＝2.0Aでした。

Meta Quest Touch PlusコントローラーはQuest 3に付属していたものと同じ。

Quest 2とQuest 3とQuest 3Sを並べて正面を撮影してみました。以降の写真では、左からQuest 2・Quest 3・Quest 3Sの順番に並べています。

上から見ると、バイザー部分はQuest 3が一番薄くなっています。

横から見ても、バイザー部分の薄さの違いは顕著。Quest 3SはQuest 2とQuest 3のちょうど中間といったところ。

接眼部を外して、レンズ部分を並べて比べてみたところ。Quest 3Sに採用されているフレネルレンズと3段階のIPD手動調整はQuest 2と同じ。

Quest 3Sのフレネルレンズを横から見たところ。レンズが少し盛り上がっているように見えます。

一方、Quest 3はレンズが薄く、横から見ても飛び出していませんでした。

接眼部を比べたところ。スライドが内蔵されて奥行きを調整できるQuest 3の接眼部と異なり、Quest 2とQuest 3Sはシンプルでかなり似たデザイン。ただし、バイザーが薄くなっている分、Quest 3Sの方が奥行きがあるほか、Quest 3Sの接眼部に使われているクッション素材はQuest 3と同じでした。

Quest 3Sのヘッドセット重量は実測で511g。

Quest 3は514gでほとんど同じ重さ。

Quest 2は481gでした。

実際に装着してみたところ、頭に感じる重さや重心についてはQuest 3とQuest 3Sでほとんど変わらない印象を受けました。

次回はQuest 3Sの光学性能がQuest 3とどれだけ違うのかを実際に使いながらチェックしてみます。

Quest 3Sは2024年10月15日(火)発売で、価格は128GBモデルが税込4万8400円、256GBモデルが税込6万4900円です。Meta公式サイトのほか、記事作成時点でAmazon.co.jpの以下のページからも予約注文が可能です。

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