老いを感じるほど年を取ってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在45歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。今回はギックリ腰の再発で「再び取り入れたこと」について。

ギックリ腰の再発で感じた「ストレッチ」の重要性

前回、「ギックリ腰を繰り返さないために運動をする!」と宣言しましたが、記事公開後わりとすぐに再び腰を痛めたマルサイ45歳です。車の右後部座席の窓にはりつけていたシェードを、運転席から体をひねってアラヨッ! と、勢いよく外したら左脇腹から左腰にかけて痛みが走りました。

こんなことでまた腰を痛める羽目になるとは…(アホですね〜)。

一度ギックリ腰を経験すると1年以内に二度三度と再発する可能性があるそうで、まさにこれが三度目(じつは6月に二度目を経験ずみ)。もう本当に腰痛には懲りたので、今は毎日ストレッチを行っております。

ストレッチが美容のためとかダイエットのためではなく、まさか「日常生活に支障のない体づくりのため」になる日がくるとは…。

もともと体が硬くて前屈をするとひざくらいにしか手が届かず、柔軟性は皆無。ところが運動に目覚めて毎日1時間ほどストレッチをしていた時代(3〜4年前)は日に日に体がやわらかくなって、前屈では床に指のつけ根がつくまでになりました。

それなのに運動をサボっていたせいで体の硬さはほぼ元どおり(泣)…。

前屈すると指先から床までの距離がとっても遠い。いつの間にこんなに離れてしまったのでしょう…?(答:サボっている間)。無理な姿勢からの腰痛の原因はここらへんに理由があるのでしょうね…。

そんなわけでストレッチ習慣を再開し、少しづつ柔軟性を取り戻しているところです。

朝の家事がひと通りすんだらヨガマットを敷いてしっかり30分ほどストレッチ。ストレッチ後は体のバキバキ感が和らいで可動域が広くなったことを実感します。

しみじみ感じた「健康第一」の大切さ

私は股関節とお尻が硬いので、股関節とお尻まわりはいつも念入りに伸ばすようにしています。湯船の中で片足前屈をしてみたり歯磨きをしながら股関節を回してみたりと、ながらストレッチもかなり有効です。

やらなくても生きていけるけど、やると体の快適さが雲泥の差! 体が動くようになるとフットワークも軽くなって思考も自然とポジティブになるような気がします。

そういえば最近参加した介護の勉強会で、柔軟性は加齢とともに低下してケガのリスクが高くなると教えてもらいました。

自分の性格上、今運動習慣を手放してしまったら一生運動しない自信があるので、高齢になったときちょっとした段差につまづいて転倒、腰を打って歩けなくなりそこから寝たきりになって要介護という未来が容易に想像できます。

そして三兄弟に「面倒かけてすまないねぇ…」と謝りながら身のまわりのお世話をしてもらうのです…そんなのはイヤだ…!

自分のためはもちろん、家族のためにも健康体で老後を迎えたいと強く思います。ストレッチやランニングは趣味や気分転換の域を超え、もはや健康に生きるための義務と言ってもいいのではないでしょうか。

「健康第一」の言葉の奥深さをしみじみと感じるお年頃になったもんです。