富山市の4人のボツリヌス症 原因食品特定に至らず
8月に富山市に住む家族4人が神経麻痺性の中毒症状を引き起こすボツリヌス症と診断されたのをうけて、自宅に残っていた食品を調べていた富山市は、原因食品の特定に至らなかったと発表しました。
富山市保健所によりますと8月に、富山市内の家族4人が、ボツリヌス菌などが原因で神経麻痺性の中毒症状を引き起こすボツリヌス症と診断され、このうち10代、50代、70代の女性が呼吸困難などを訴える重症となりました。
富山市保健所は、自宅に残っていた食品19種類を国立医薬品食品衛生研究所に依頼して調べましたが、ボツリヌス毒素は検出されず、原因食品の特定に至らなかったと発表しました。
重症となった女性3人は徐々に回復していますが、現在も入院中だということです。