連結器が外れ、車両が分離して停車した「はやぶさ」(別の新幹線の乗客提供)

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 宮城県内を時速315キロで走行していた東北新幹線の連結器が外れた問題で、JR東日本は26日、連結器を強制的に分離するスイッチの裏側から金属片が見つかったと発表した。

 この金属片の影響でスイッチが誤作動し、連結器が外れた可能性が高いという。

 JR東によると、連結車両は前方が「はやぶさ」、後方が「こまち」だった。車両を調べたところ、こまちの運転台にある連結器を分離するスイッチの裏側から、最大約2センチの金属片が複数見つかった。何らかの原因で金属片がスイッチの端子につながり、誤作動したとみられる。

 JR東は連結運転を行う新幹線全96編成で、スイッチの裏側に金属片がないか点検。ほかのこまち10編成でも金属片が見つかり、すべて取り除いた。金属片は車両製造時の削りくずとみられる。また、10月中に全編成で、強制分離するスイッチを無効にする。

 今回の問題は19日に発生。東北新幹線が古川―仙台駅間を走行中に連結器が外れて緊急停車した。乗客計約320人にけがはなかった。

 26日に記者会見した池田裕彦・新幹線統括本部長は、「多くのお客さまにご迷惑をおかけし、深くおわびする。異常があっても事故が起きない仕組みを考えたい」と述べた。