【士郎正宗】新作イラストTシャツのこだわりを『chillweeb』に取材！
士郎正宗は、『アップルシード』『攻殻機動隊』など、電脳技術が発展したサイバーパンク的世界観を舞台に、量子理論などの科学知識を織り交ぜた難解な作品を多く発表している漫画家。緻密な描き込みやコマ外に入れられる注釈といった、その独自の漫画スタイルによってデビュー当時から根強いファンを獲得し、代表作の『攻殻機動隊』はメディアミックスも相まって世界的に評価されている。
カラーは黒、墨、クリーム、バーガンディ、ピンク、セラドンの6種類から選ぶことができる。また余計なグラフィックを排し、あえてイラストのみを使用したデザインは洗練されたスタイリッシュさが際立つものになっている。
デザインを担当した『chillweeb』は、「日本だとコスト的にもインクジェットか転写プリントが主流だが、スクリーンプリントは譲れなかった」と本アイテムについての熱意をコメントしている。
このこだわりの詰まった限定デザインのシャツを、どうぞお見逃しなく。
ソリッドなデザインながらも扇情的な1枚！実際の商品をみる（画像20点）
◆『chillweeb』オーナー・インタビュー
――どのような経緯で士郎正宗氏とコラボに至ったのでしょうか。
以前から『comicアンスリウム』の編集長が常連客だったので、「なにか一緒にやりたいですね」と話をしていました。
士郎正宗先生が『comicアンスリウム』で連載しているとのことでしたので、編集長から士郎正宗先生に話を通してもらい『chillweeb・士郎正宗・comicアンスリウム』のトリプルコラボが実現しました。
士郎正宗先生には、今回のTシャツのために新作イラストをいくつか用意していただき、その中から今回のイラストを選ばせていただきました。
――アニメTシャツブームの潮流について教えてください。
もともとアニメTシャツのコミュニティはとても小さかったのですが、2015年にsupremeと前田敏夫がコラボしたことが転機となって、コレクターが少しずつ増え始めました。2017年にはsupremeがAKIRAとコラボしたことで、ビンテージのAKIRAの値段が徐々に上がりだし、世界的にもアニメTシャツが注目されるようになりました。
本格的に一般層にまで浸透していくのは『chillweeb』がオープンした2022年以降で、オープン当初から多数のメディアで取り上げていただいたことがきっかけだったかなと思っています。
――プリントやデザイン、ボディの素材など、今回のTシャツのこだわりについて教えてください。
ボディーはアメリカのブランドの丸胴仕様、プリントはシルクスクリーンプリントにこだわりました。コストはかかるのですが、ここだけは譲れませんでしたね。
士郎正宗先生にあえて過激なモチーフで描いてもらったグラフィックを、海外のアニメTシャツのようにキャラクターだけで構成して、結果的に満足のいくデザインにすることができました。
バックデザインだけは自分で作成をして、士郎正宗の文字も初代の攻殻機動隊を意識したフォントにしました。
