中国に大勝した森保ジャパン。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表FWの城彰二氏が9月5日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。同日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア最終予選の中国戦(7−0)を受け、今後の森保ジャパンを展望した。

 日本代表の中国戦の戦いぶりを称えた城氏は、この大勝が今後の戦いに良い影響を与えると語る。

「最終予選、1位、2位でストレート通過なので、今回は問題は全くないと予想しているけど、まだ何が起こるか分からないのが最終予選なので。得失点差の部分で7点を奪い、そして0に抑えられたのは非常に大きいと思う」

 今後に向けては、次戦の相手であるバーレーンと、サウジアラビアの中東勢との戦いがポイントになるという。
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「中東はプレーの質、パスやボールを奪いにくるタイミングなどは、独特なものがあるので、すごく難しい状況でもある。代表は海外でプレーをしている選手が多いけど、中東はリズムが違うので、なかなか慣れないのでは」

 ただ、日本代表のW杯の出場権獲得については「質はトップクラスなので安心して見ていける」と太鼓判を押し、「アジア予選を勝ち抜くのではなく、本戦に向けて調整していく。本戦に向けてどういう形でプレーの質を上げていくのか、そしてコンビネーションを上げていくのか」と先を見据える。

 アジア最終予選は来年6月までの長丁場の戦いとなる。それでも、城氏は「もっと強い国(との戦いに)に向けて、自分たちの質を上げる部分を、徹底的にやっていければいいんじゃないか」とあくまでも本大会を念頭に置いたチーム作りを勧めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部