嘘つき村の村長さん?(C)日刊ゲンダイ

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 5年ぶりに開かれたテレビプロデューサー石井ふく子さん(98)の誕生日会に、絶縁状態と言われる“あの人”の姿はやはりなかった。

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《台風の影響で、いつも通りとはいかなかったけれど、それでも50人ほど集まっての、大パーティーとなりました。先生は、なんと98歳ですよ!!

 ご自分でご招待して振る舞うパワーには、敬服するばかりです。井上順さんの全てを飲み込んでの名司会は、一層場を盛り上げてくれました。》

 2日、三田佳子(82)のブログ「佳子のガラパゴス遊歩」に石井さんの誕生日会の様子がアップされ、参加者の豪華な顔ぶれが話題に。三田のほかに、映画監督の山田洋次氏(92)、佐久間良子(85)、井上順(77)、水谷豊(72)、竹下景子(70)、船越英一郎(64)、高島礼子(60)、坂本冬美(57)のほか、「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかりに」(TBS系)に出演した中田喜子(70)、藤田朋子(59)、音無美紀子(74)など、ベテラン俳優や歌手の姿が見られる。
 
「石井さん主催で総勢50人ほどが参加しましたが、若手の姿も見られました。脚本家の橋田壽賀子さんを追悼したドラマ『ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―』(TBS系)に主演した相葉雅紀(41)、上戸彩(38)も参加していました。しかし、案の定、ピン子は呼ばれなかったようです。やはり橋田さんの件で、ピン子とは絶縁状態が続いているようです」(芸能ライター)

“渡鬼”の脚本家で石井さんの盟友である故・橋田壽賀子さん(享年95)は生前、泉ピン子(76)と2人でプライベートで旅行するほどの仲で、橋田さんが暮らした熱海にピン子も転居している。はた目には親子のような関係性だったが、2021年4月に亡くなった橋田さんの死後、葬儀や遺骨をめぐる自らの言動で、ピン子は石井さんから遠ざけられたと言われている。

 橋田さんを看取ったとされるピン子は、自身の主演朗読劇の記者会見で「(葬儀は)質素に済ませたので費用は総額35万円」、「遺骨は豪華客船に乗って海に散骨」と言及している。しかし、橋田文化財団がそれを全否定したことで、トラブルに発展している。

■“嘘つき村の村長さん”

「事の成り行きを見守っていた石井さんもさすがに我慢がならなかったようで、この件について『週刊女性』で《ピン子さんは“嘘つき村の村長さん”なんです》と断罪。ピン子の話は作り話だと否定しています」(女性週刊誌記者)

 ピン子が以前所属していた芸能事務所関係者はこう話す。

「ピン子は渡鬼の収録現場で先輩女優や男優にクレームを付けたり、新人女優をいじめたりしていたことがメディアに報じられると、泣きながら橋田さんや石井さんに弁明していました。石井さんは見抜いてましたが、橋田さんの手前、それについては何も言わなかった。しかし、のちに橋田さんも亡くなる4年前に出演したテレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』(17年12月24日放送)で、ピン子の関係を聞かれたときに『全然、友達じゃありません』と答えてましたから、気づいていたんだと思います」

 さらに、橋田さんは「財産は橋田財団に寄贈します」とだけ遺言書に書いているにもかかわらず、ピン子は「私は、橋田先生に一番愛されていたし、私が先生を看取ったのだから、財産を貰う権利がある」と主張。それには、石井さんもあきれ返っていたという。

「ピン子は知人を頼って、ドラマやバラエティーに自らを売り込んでいると風の噂で聞きますが、共演者に難癖をつけたり、企画にクレームを付けるという話が知れ渡ってますからね。若いスタッフは面倒だから誰も使いたがらないでしょう」(番組制作会社プロデューサー)」

 橋田さんの追悼ドラマ“ひとりぼっち”ではないが、自身の出世作である名作ドラマの大物プロデューサーから遠ざけられ、誕生日にも呼ばれず、まさにひとりぼっちのようだ。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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 ピン子が同じ“渡鬼ファミリー”のえなりかずきについて毒づいた際の様子について、●関連記事『【あわせて読む】泉ピン子「毒舌」の原点とは…えなりくんを「ガキ」呼ばわり、渡鬼ファンも仰天の内幕を暴露!』に詳しい。