「オオタニは市場をさらに拡大させる」大谷翔平が新たに大手ベースボールカード企業と独占契約締結 影響力の大きさを米メディアも強調

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大谷がまた新たな話題を提供した(C)Getty Images

 ドジャース球団の枠を超え、MLBの「顔」としてグラウンド内外で存在感を放つ大谷翔平。その大谷が米大手ベースボールカード会社『Topps(トップス)』との間で、トレーディングカードの長期独占契約を結んだと米国内各メディアが報じた。

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 スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では、これにより「日本でのカード販売市場は確立されているが、オオタニはその市場をさらに拡大させる存在となるだろう」などと見通している。さらに、グラウンド内の活躍のみならず、これまでの多くの企業同様、プロモーション、マーケティング面においても大谷の影響力が及ぶものと見込み、「今回の契約でToppsは大きな利益を得ることが期待されている」と綴っている。

 また、同メディアはグラウンド上でのプレーにもフォーカス。今季、右肘手術の影響から指名打者のみでのシーズンを送りながらもMLB史上6人目となる「40本塁打・40盗塁」をマークするなど、打撃、走塁で驚異的なパフォーマンスを発揮している大谷に対し、「ドジャースがオオタニの加入によって恩恵を受けることは間違いなかったが、彼は攻撃面での最高のシーズンを送っている」と指摘。その上で、「彼の偉大さは二刀流の能力に定義されているが、このシーズンはその莫大な給料に見合う価値があるものとなっている」などと強調する。

 さらに、「個人の成功はついにチームの成功へとつながった。ドジャースは現在ナショナルリーグ西地区をリードしており、ダイヤモンドバックスやパドレスが追い上げてきているが、それでもオオタニとドジャースにとって成功したシーズンであることに変わりはないだろう」と評している。

 今季の活躍ぶりを称えながら同メディアは、「ドジャースにはプレーオフでの上位進出への期待が懸かっている。もしオオタニが健康を保ち、チームをリーグ優勝に導けば、彼のカードは新しい契約パートナーにとってさらに価値のあるものとなるだろう」と見解を示した。

 大谷自身初のプレーオフの戦いはもちろん、タイトル争いや前人未到の「50-50」達成の可能性も残されている。シーズン終盤を迎えても、やはり「日本人スター」は多くの話題を提供し続けており、その注目度は高まるばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]