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年間「51‐51」ペースの大谷。天井知らずの活躍だ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が、史上初の記録へもう止まらなくなってきた。現地時間8月28日(日本時間29日)、本拠地でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場した大谷は、初回の第1打席で42号本塁打を放った。

【動画】先頭打者弾!大谷翔平が右翼席へ42号本塁打を放つシーン

 ほぼ右手1本で捉えた打球は打球速度102.2マイル(約164.6キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度33度で右翼席へ吸い込まれた。先頭打者アーチは今季4度目で通算では10度目となる。

 試合前には愛犬のデコピンと始球式を行い、スタンドを盛り上げた。試合では本塁打を放ち、一塁ベースを回ったところで、両手を顔の位置に上げて犬の前足のように見立てた「デコピンポーズ」も見せるノリノリの大谷だったが、まさにこの日は乗りに乗っていた。3回には右前打でマルチ安打を記録。さらに三盗を決め、5回にも二盗を決めて1試合2盗塁。今季42盗塁となり、史上2人目の「42‐42」を達成した。

 この大記録はどこまで続くのか。米メディア『MLB.com』のサラ・ラングス記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニは51本塁打、51盗塁ペース」と、誰も成し遂げたことのない驚愕の数字を提示している。

 さらに「シーズン中にこの組み合わせを達成した選手はいない。本塁打と盗塁の両方で最も多い数字は42」だと示し、「今年の大谷(42本塁打・42盗塁)と1998年のアレックス・ロドリゲス(42本塁打・46盗塁)だ」と伝えている。

 この投稿にファンからは「頭がクラクラする」「信じられないくらい素晴らしい。このまま50‐50まで行けるといいな」と驚きと期待の声が寄せられていた。

 前人未到の記録へと踏み込む。「43‐43」を達成すれば史上初となり、その先の「45‐45」、さらには「50‐50」という夢の領域が待っている。“天井知らず”の背番号「17」は、残り29試合で我々にどんな世界を見せてくれるのか、楽しみで仕方がない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]