米軍岩国基地にオスプレイなど配備…基地周辺市町に続き山口県知事も容認
アメリカ軍岩国基地にオスプレイなどが配備される計画で、村岡知事は「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を及ぼすものではない」などとして「理解する」と容認しました。
岩国基地にはことし、空母艦載機部隊の機種更新としてアメリカ海軍のオスプレイやF35Cステルス戦闘機が新たに配備される計画です。
この計画について村岡知事は29日、次のような判断を示しました。
(村岡知事)
「機体の数は、全体として10機程度減少すること、運用はこれまでと大きく変わるものではないことを踏まえ、基地周辺住民の生活環境に大きな影響を及ぼすものではない。関係の岩国市、周防大島町、和木町からも28日までに(容認の)見解が示された。県としても今回の機種更新については理解をするという判断を行ったところ」
墜落事故を起こし、一時、飛行停止となっていたオスプレイについて村岡知事は事故原因に関する改善や教育訓練などが行われていることに「一定の理解をしている」としました。
県は、関係3市町を代表する形で、30日、中四国防衛局に対し「機種更新に理解をする」と電話と文書で伝えました。
あわせて、運用などに関する新たな情報が得られた場合は速やかに提供することや騒音軽減に可能な限り取り組むことなどを要請しました。
すでに岩国市、和木町周防大島町が機種更新を容認していてこれで関係する自治体がすべて「容認」したことになります。