阿部巨人4連勝、首位広島に「0差」変わらず!背景に「ラッキーボーイ」「ガチ守護神」

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大勢も順調にセーブを重ねている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 巨人が好調に勝ち星を重ねている。

 28日に行われたヤクルト戦(神宮)に3−2と競り勝ち、4連勝。首位の広島も勝ったため、0差は変わらずだが、今日の試合の勝敗次第では順位が入れ替わり、首位奪取も見えてきた。

【動画】この勢いは本物!浅野が先制の3号2ランを放ったシーン

 主役は勢いを加速させている未来ある若武者だった。「2番・右翼」で先発した浅野翔吾は3回二死三塁の好機に相手先発サイスニードの真ん中低めのスプリットを捉えて、左越え2ランをマーク。前日27日の試合では左腕に死球を受け、状態が心配されたが、不安を一掃する豪快な3号2ランを放った。

 これで2番に入ってから4連勝、これまでの3発すべてが先制弾で3戦3勝と間違いなく、チームを勢いづける「ラッキーボーイ」となっている。

 8月中旬に1軍再昇格後は打率「.357」、3本塁打、11打点と圧巻の成績を残している。
 
 また投手陣においては僅差を守り切る「勝利の方程式」がしっかり機能していることも大きい。

 セットアッパーの2年目右腕、船迫大雅は1点リードの8回二死一塁で登板。サンタナに安打を許し、二死二、三塁のピンチを迎えるも山田哲人を中飛に打ち取った。

 また1点リードの9回から登板した絶対守護神の大勢は西川遥輝を156キロ直球で空振り三振に仕留めると、内山壮真を中飛、川端慎吾を遊ゴロとしっかり抑え、ゲームセット。

 これで14戦連続無失点で23セーブをマーク。登板時にXが「#大勢はガチ」と盛り上がるのもルーティンとなっている。

 これから緊迫感あふれる展開も増えてくる中、試合終盤の救援陣の快投もチームを支えている。

 投打がかみあっての快勝劇。その先には目指す4季ぶりのV奪回が見えてくるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]