突然の入院で役立ったのは100円アイテム。「あえてお金をかけなくて正解だった」
急な入院となると、必要なものを揃えるのが大変。昨年5月に手術のため、10日間の入院を経験したハギヤマジュンコさんは、入院グッズをあえて「100円ショップ」で揃え、快適かつ便利に過ごされたそう。入院時のおすすめアイテムと、100円ショップにこだわった理由を紹介します。
DAISOのバッグインバッグでベッド回りもすっきり
昨年の入院では腹腔鏡の手術を受け、10日間の入院を経験しました。大人になって出産以外で入院したのは初めてだったため、ネットでたくさんの情報をかき集めました。よさそうなアイテムを購入し、なかなか快適に過ごせたのではないかな? と思っています。
ベッド回りでものをまとめるために使ったアイテムはDAISOの「マチが広がるバッグインバッグ」(税込330円)。
たくさんついているポケットによく使うアイテムをひとつずつ入れ、ベッドサイドの柵に引っかけて使っていました。こまごましたものが迷子にならず、そして使いたい時にさっと出せて便利。バッグインバッグですが、持ち手がついているので柵につけたフックで引っ掛けて使えます。
入院生活に「ふせん」が役立った
バッグインバッグに入れていたアイテムは
・綿棒
・リップ
・爪切り←乾燥して爪が割れやすくなりました
・油性ペン
・ふせん
・ハンドクリーム
・ハサミ
・のど飴、グミ
・耳栓
・マステ
・S字フック
ふせんを何に使ったの? とよく聞かれるのですが、シャワーの予約時間をメモしたり、痛み止めの薬を服用した時間を書いたりなど、忘れっぽい私は重宝しました。
特に手術当日は心の状態がいつもと違うので、気持ちを落ち着かせるためにも、当日の朝やることを前日にメモし、見える位置に貼っていました。それだけで朝起きた時の安心感が違ったように思います。
バッグインバッグに入れなかった持ち物もできるだけ100円ショップで揃えました。
持ち物リストはスマホのリマインダーで管理して入院前に準備を進めていました。
よく、必須アイテム! といわれるペットボトルにストローをつけるアイテムですが、こちらも私は100均で購入。腹腔鏡手術で翌日には歩き始めていましたので、結局手術当日しか使わず。高価なものを用意しなくて正解だったように思っています。
「フック」はあえて良いものを購入
あえて100円ショップのものではなく、良いものを選んだのがS字フックです。引っ張っても外れにくい仕様になっていて、耐荷重も2kgまでOK。購入して大正解でした。
ベッドの柵につけてバッグインバッグやゴミ袋を吊るために使用。術後は体を動かすのが辛く寝転んだ状態でものを引っ張ることが多いので、フック自体が柵から落ちない安心感が良かったです。
「即捨て」できる安心感が魅力だった
S字フック以外のアイテムはできるだけ100円ショップで揃えたのですが、その理由は退院した後に「即捨て」することに抵抗をなくすためです。ものを手放すことが苦手なため、良い物で揃えてしまうと手放しにくいように思ったのです。
入院は私にとっては非日常で、できれば2度としたくない出来事です。そのため、病院で使っていたものを家にずっと置いておくことにも抵抗がありました。
普段長く使うものに関しては多少値段がしても“良い物”を買いたい私。ですが、今回のようなグッズはできるだけ安価で揃え、帰ってきて本調子ではない体調でもあまり考えず気前よく手放すことができるように100円ショップのアイテムやプチプラアイテムを選びました。S字フックに関しては、今も家で活用しています。
入院というものは経験したくない! しない方がいいことですが、年齢とともにそうもいっていられなくなってきたように思っています。
体調の変化を敏感に感じつつ、うまくおつき合いしてきたいなと感じている45歳です。入院を控えられているどなたかのお役に立てると幸いです。