暑い。とにかく暑い。少し外に出るだけで、体中から汗が噴き出してくる。

夜になってもムシムシしていて、湿度も高くてべたべたする。

お風呂に入ればサッパリするのは分かっているけれど、熱い湯船につかるのは億劫。お風呂上りはさらに汗だくになっちゃうし......。

そんな我々にピッタリの情報が、広島県から届いた。

なんでも広島では、夏に「冷たい温泉」を楽しむことを、"新常識"にしていこうとしているらしいのだ。

広島県は、温度が25度以下の「冷鉱泉」の源泉数が日本で一番多い県（環境省の令和4年度温泉利用状況調査より）。

そこで、広島県が運営する県民投稿型SNS「日刊わしら」は、この「冷鉱泉」や冷鉱泉ほどではないものの低い湯温の「低温泉」を"冷たい温泉"とし、これに源泉かけ流しで楽しめる県内6か所の温浴施設とコラボ。

施設に訪れたり巡ったりすることで、称号やプレゼントがもらえるキャンペーンを2024年7月20日〜9月30日の期間に実施している。

参加する6施設にあるのは、こんな「冷たい温泉」だ。

冷たい温泉満喫できる6施設

＜元湯 小瀬川温泉＞

源泉を地下からくみ上げており、水温は夏でも15〜16度。冬場はもっと低く、10度程度。浴室内にある水風呂で、源泉そのままの冷鉱泉に入ることが可能。さらに駐車場側には温泉水を無料で持ち帰れる場所も設けられている。

利用時間：午前10時30分〜午後8時（受付は午後7時30分まで）

入湯料：中学生以上480円、小学生200円、幼児100円

住所：広島県廿日市市栗栖115

公式サイト：https://www.view-up.jp/sahoku/member/ozegawa/

＜鶴乃湯＞

昔ながらの銭湯。源泉18度と水にかなり近く、浴場奥の水風呂では、この源泉にかけ流しで入れる。浴室内すべての水が源泉、お湯は加熱した源泉という、全国的にも珍しい銭湯。さらに湿式サウナのミストにも源泉が使われている。

住所：〒737-0001 広島県呉市阿賀北8丁目3−17

＜湯の山温泉館＞

源泉流しっぱなしの打たせ湯が夏にぴったり。水温23.5度の冷鉱泉を、地上4mから流れ落ちるままに堪能できる。頭上にある源泉地は国の重要有形民俗文化財「湯ノ山明神旧湯治場」。江戸時代に浅野家のお殿様も入浴した温泉文化遺産。
※8月1日〜9月25日はボイラー入れ替え工事のため休館

日帰り入浴時間：午前9時〜午後9時（受付は午後8時30分まで）

日帰り入浴料金：12歳以上430円、4歳以上12歳未満150円

定休日：不定休

住所：〒738-0601 広島県広島市佐伯区湯来町大字和田471

公式サイト：https://yuki-lodge.jp/yunoyamaonsenkan.html

＜神楽門前湯治村＞

浴室2階にある水風呂は加温なしの源泉で、冷鉱泉にそのまま入れる。日によって若干の濁りがあるのも、温泉感を強く感じられる素晴らしい特長。隣にはサウナがあり、温めた体を冷たい源泉浴槽でクールダウンできる。

入浴料金：中学生以上800円、4歳〜小学生450円、4才未満無料、65歳以上と障害者は700円（要証明）

利用時間：午前11時〜午後8時（札止め）、閉館は午後8時30分

定休日：毎月第3水曜日・翌木曜日

住所：〒731-0612　広島県安芸高田市美土里町本郷4627

公式サイト：https://toujimura.com/

＜神辺天然温泉 ぐらんの湯＞

大型商業施設の駐車場隣の便利な立地。ここに備後エリアでも貴重な冷たい温泉が隠れている。広い館内から浴室内に入ると内湯の中央付近にあるのが「生源泉かけ流し」と銘打たれた浴槽。源泉温は約26度と水風呂よりは温かく入りやすい。

営業時間：午前9時〜午前0時（最終受付：午後11時30分）

入館料：中学生以上830〜930円＋別途入湯税50円、小学生以下400〜500円

住所：〒720−2107　広島県福山市神辺町大字新道上字二丁目10-26　フジグラン神辺内

公式サイト：http://grannoyu.com/intro/guide

＜湯来ロッジ＞

サウナの横に設置されている浴槽は加温されておらず、源泉かけ流しで入浴ができる。こちらは水温28.3度の低温泉で、25度未満の冷鉱泉の水風呂よりは温かいので体への負担が少なめ。露天風呂の下に水内川が見え涼感も感じられる。

日帰り入浴料金：（１回）12歳以上750円、4歳以上12歳未満300円　（1日）12歳以上100円、4歳以上12歳未満500円

利用時間：午前10時〜午後9時（最終受付時間は午後8時30分）

住所：〒738-0721 広島県広島市佐伯区湯来町大字多田2563番地の1

公式サイト：https://www.yuki-lodge.jp/

各施設の受付近くには投稿用の目印があり、ここで撮影した写真を「#広島の夏温泉」のタグと共に日刊わしらに投稿すると、景品ゲットのチャンス。

6か所、あるいは途中で休業となる湯の山温泉館を除く5か所を巡ると「コンプリート賞」として、「広島夏温泉大使」の認定証を申請できるようになる。

また、１か所でも訪問し、ハッシュタグ付きで日刊わしらに投稿した人の中から抽選で10人に「広島の夏温泉」オリジナルTシャツをプレゼント。

この夏を少しでも涼しく過ごしたいあなたは、"夏温泉"を満喫しに、広島を訪れてみては？