チキンの資料写真[Pixabay]

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釜山(プサン)のある飲食店でウジのわいたチキンの丸揚げ(トンダク)を客に販売したといういわゆる「ウジチキン」問題に対して、該当の店主は「話にならない」と悔しさを訴えた。

釜山沙下区(サハク)の飲食店事業主Aさんは26日、韓国日報を通じて「私たちは新鮮な鶏を買い付けて毎日揚げているが、ウジがあるというのは話にならない」と立場を明らかにした。

Aさんは「24時間営業をしているが毎朝鶏を揚げている。通常は当日すべて売り切ってしまい、夜11〜12時に来ても買えない」としながら「(写真の中の)トンダクは乾いて薄くなったところことを見ると買ってから数日過ぎたようだ」と主張した。

続いて「商売を20年以上やっているが、同業種の人々がいたずらをたびたびするので商売がしづらい」とし「ウジがわいたら(購入者が)電話一本だけのはずがあるだろうか。店に来てもいないし、私たちと合意をしようとしたこともない」と訴えた。

これに先立ち、インターネット上では自身の友人がAさんの店でトンダクを購入したというBさんの文が議論になった。Bさんは「友達が眠れなくて24時間運営している粉食店でフライドチキンを買って家に持ってきた」とし「食べようと思って足の部分を取った瞬間、何か白いものがパラパラと落ちて腐った臭いが立ち込めたという」と伝えた。

Bさんは「よく見ると鶏はすでに腐っていて、ウジがわいたまま油で揚げた」としながら「このご時世にこれが可能なことなのか分からない。あまりにも衝撃的で、どこに申告するべきか悩み」とした。実際、Bさんが公開した写真にはトンダクの足にウジ数十匹が蠢いている姿が写っていた。

Bさんは2日後に追加文を載せて「区庁食品衛生課に告発し、担当職員に写真を送った状態」とし「月曜日午後に近所を通ることがあったので行ってみると、(該当の飲食店が)まだ堂々と営業している。友達はトラウマになったのか、外でご飯も買って食べられない」と付け加えた。