中日・板山祐太郎 (C)Kyodo News

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◆ ここまで打率.367と好調をキープ

 中日が阪神と延長戦の上1−1で引き分けた。中日の先発・涌井秀章は、苦手の阪神相手に6回1失点とゲームメイクに成功。打線は阪神の先発・大竹耕太郎から6回に細川成也のソロで試合を振り出しに戻したが、得点はそれのみ。しかし自慢のリリーフ陣がこの日も奮投し、阪神打線を封じ込めた。

 連勝とはいかなかったものの、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「タイガースから移籍したドラゴンズの板山選手。非常に頑張っている」と攻守に躍動した板山祐太郎に注目した。

 解説として出演した斎藤雅樹氏は「最初セーフティー気味の送りバントを決めて、その後ヒットも打ちましたし。守備も大きかったです。 今日のキーポイントな選手かなと思ったんですけどね」と打撃では初回の送りバントに始まりマルチヒットをマーク。守備では2回にライトからのレーザービームで捕殺を決めた活躍に目を細めた。

 もうひとりの解説者の坂口智隆氏も「もともとバッティングがいい選手で、ファーストもやったりライトで出たりと。今は試合に出ることに必死で、アピールもうまくいってて、見ていて気持ちがいいですね」とノッている状態だと解説した。

 阪神を戦力外になり、中日へ育成として移籍。5月に支配下を勝ち取ると、ここまで打率.367と好調をキープしている。苦労人の躍動は、チームにもいい風を運んでくるに違いない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』