オリックス・宮城 (C)Kyodo News

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◆ 今季69試合目で首位の鷹と15.5ゲーム差、

 リーグの4連覇を目指すオリックスは、今シーズン首位を快走するソフトバンクに1−5で敗戦。同カード2連敗で鷹とのゲーム差は15.5に広がり、今季69試合目で自力優勝の可能性が消滅した。

 先発の東晃平は初回、一死一塁で3番・栗原陵矢に先制の2ラン被弾。2回以降は要所で粘り5回までゼロを並べたものの、1点ビハインドの6回は先頭から四球と安打を許し、無死一、三塁のピンチを招き降板した。

 火消しを託された2番手・吉田輝星は7番・正木智也に左前適時打を許したものの、なおも無死一、二塁のピンチを凌ぎ無失点。しかし、7回に3番手の郄島泰都が2点を失い、6回途中3失点の東は4敗目(3勝)を喫した。

 打線は2点を先制された直後の1回裏、3番・太田椋が2号ソロを左翼席へ運ぶも2回以降はゼロ行進。8回の攻撃前にはベンチ前で再び円陣を組み、中嶋聡監督自らナインにゲキを飛ばすシーンも見られたが、攻撃陣は計4安打と沈黙した。

 26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でもオリックスの自力V消滅が話題に。ヤクルトで監督経験のあるMCの真中満氏は「“自力優勝”なんでね。これから勝って行けば(数字的な可能性は)戻ってくる。今は苦しいですけど、踏ん張らないといけないところなので、踏ん張りどきです」と前向きなエールを送った。

 まずは連敗を止めたい27日のソフトバンク戦(京セラD大阪)の予告先発は、5月8日以来の復帰登板となる宮城大弥。オリックスOBの坂口智隆氏は「ケガ人がこれからどんどん帰ってくるはずなので、また新たな流れで頑張ってほしい」とエール。得点力に苦しむ攻撃陣については「まずは走塁であったり守備というところをもう一回、丁寧に。当たり前のことを普通にやってほしい」と“原点回帰のススメ”を説いた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』