三重県津市から松阪市の海沿いにおよそ18キロにわたる堤防が22日、完成しました。

 伊勢湾台風の4年後に作られた津松阪港海岸の堤防は、老朽化により地震による液状化が心配され、国がおよそ30年かけて高さ6メートル、全長17・8キロの堤防のつくり直しを進めてきました。

 22日、工事の完了式典のため津市を訪れた斉藤鉄夫国土交通大臣は、津波や高潮が流れ込むと自動で起き上がって浸水を防ぐ国内最大級のフラップゲートなどを視察しました。

 式典で斉藤大臣は「地域の人の命と財産を守ることに大きく貢献することを確信している」と期待を語りました。