Gif: YouTube / Tesla

アメリカ・テキサス州にて、6月13日に開催されたTesla(テスラ)の株主総会。CEOであるイーロン・マスク氏の役員報酬パッケージの承認が大きく注目されました。が、報酬が承認されたマスク氏には、テスラのさらなる成長への道が見えているのです。その鍵となるのは二足歩行の自動ロボット。

テスラが開発する人型ロボットOptimus

相棒であり、家にいて子どもの世話をしてくれたり、先生みたいに子どもに教えたり。もちろん工場的作業だってできます。

イーロン・マスク氏が株主総会でそう語ったのはロボットの話。テスラは二足歩行の人型ロボットOptimusを開発しています。

Optimusが発表されたのは2021年のこと。初登場は全身スーツを着た人間で失笑されたものの、そこから爆進。二足歩行を可能にし、ダンスを踊り、(遠隔操作で)洗濯物まで畳めるようになりました。

マスク氏曰く、今後、ロボットの自主性も著しく向上し、「このタスクお願いできる?」とか「今からやってみせることをやってくれる?」などと語り掛ければ、それを理解し、タスクをこなすようになるといいます。そうなれば、動画を見て学ぶことも可能です。

来年テスラ工場で実用化

マスク氏が語ったところによれば、近日中にOptimusはさらなる進化を遂げるといいます。年内または来年頭までには大規模なハードウェアアップデートを予定。2025年には限定的ではあるものの、Optimusの生産をスタートし、テスラの工場内に限定的に導入。テスラ工場内に来年導入するOptimusの数は1,000機超え、場合によっては数千機というのがマスク氏の見立てです。

テスラの電気自動車、サイバートラックの開発が遅れに遅れたことを思えば、マスク氏の予想は当てにならないのですが…。少なくとも彼が持つタイムラインはこれなんですね。

市場規模3921兆円へ…!

史上最も有名で人気のあるスター・ウォーズシリーズのあのロボットと、Optimusを比較したマスク氏は、C3POとR2D2を足して、さらにいろんなものを足しまくったものになっていくと語りました。そして、そんなロボットなら世界中のみんなが欲しくなるとも…。

ヒューマノイドロボットと人間の割合は、1:1より大きくなっていくと僕は予想しており、その予想に自信もあります。そうなれば、世界には100億、いやもしかしたら200億以上のヒューマノイドロボットが存在することになるでしょう。そして、それを圧倒的に牽引するのがテスラです。

自動運転・自動輸送の最大市場規模が5兆から7兆ドルという数字を引き合いに、Optimusの市場規模、ひいてはテスラの企業価値は25兆ドル(約3921兆円)まで成長するとマスク氏は語りました。

ちなみに、Apple(アップル)の企業価値が3.29兆ドル(約520兆円)、Nvidiaが3.34兆ドル(約527兆円)。マスク氏の描く数字が、夢が、どんなに大きいのかがわかります。

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