胸元にチップを差し込み…「コンセプトカフェ」ブームの裏で過激なサービス競争が起きていた!
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最近、東京では新宿や秋葉原、池袋などの繁華街を中心にコンセプトカフェ(以下、コンカフェ)が増えている。コンカフェとは、メイドやアイドル、ロリータなどの特定のコンセプトを前面に出した接客とメニューが楽しめるカフェのこと。ほとんどの店は夜からの営業で、お酒を楽しみながらメイドやアイドルの接客を楽しむ場となっている。
そんなコンカフェだが、最近では店が乱立したことにより、競争が激化。「他店にないサービスで集客をしよう」と過激なサービスで差別化を図る店があるのだという。
コンカフェに詳しいという男性に案内されたのは秋葉原の海をテーマにした店。普通のコンカフェであれば、対面で店舗のコンセプトを楽しみながら酒を飲むだけだが、その店ではかなり際どいサービスを提供しているのだとか。
どんなサービスを提供しているのかを確かめるために、店内に入ったところ案内されたのはカウンター席。カウンター席に座るとすぐに人魚のようなコスチュームに着替えた女性が目の前に現れ、店のコンセプト、料金の説明を始めた。かなり際どい衣装に驚きながら説明を聞いていると、
「このドリンクを注文してくださったお客様には、チップをお渡しするので、それを女の子の好きなところに入れてください」
という不思議な説明が。
詳しく聞いてみると、そのドリンクを頼むと紙幣のような紙を胸元やスカートとお腹の間に差し込めるのだという。このサービスが、コンカフェ巡りを楽しむ男性の間で有名なのだとか。
さらに、追加で料金を支払うと衣装チェンジもでき、水着やブルマでの接客もしてくれるようだ。
隣の席に座っていたこの店によく通うという男性に話を聞いてみると、店内で撮影したという写真を我々に見せてくれた。その写真には接客している女性の胸元やお腹回りを触っている男性の手が写っていた。
「この店の系列店も同じくらい過激ですね。ただ、この店のサービスは特に過激なので、いつも客でいっぱいです。キャバクラよりも安いし、入りやすい。それで人気なんだと思います。かくいう私もその一人です」
そんな過激すぎるサービスを提供している店で、働く女性は何を考えているのだろうか。コンカフェで働く女性たちから話を聞いた。
「可愛い服を着ることができて、時給が良いので働いています。ただ、おさわりが耐えられない娘はすぐやめちゃいますね。平気な娘は、お客さんのほとんどがこのサービスをやりたがるので結構稼げます」
システムとしてはキャバクラと同じようで、お客さんに気に入られることで、自分の収入が増加する。キャバクラや風俗店で働きたくはないが、高時給がいいという女性がお店に集まっているのだろう。
中には、お客さんに気に入ってもらえるように、店を通さずに裏でやり取りをして他の従業員と差別化することもあるそうだ。
このような過激なサービスは、特定のコンセプトの接客を楽しむというコンカフェの本来の姿からはかけ離れたものだろう。本来のコンカフェの姿が戻ってくることを願うばかりだ。