3D映像撮影用のRFレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」

キヤノンは、VR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」の新製品として、3D映像撮影用のRFレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」の開発を進めていると発表した。2024年内の発売を目指しており、Apple Vision Proで視聴できる「空間ビデオ」を撮影可能。Apple製品以外で初めて、空間ビデオに対応するApple認定の入力機器になるという。

手軽に3D映像撮影を楽しみたいユーザーのニーズに対応するため、APS-Cサイズカメラ対応のRFレンズとして開発中。人間の有効視野に近い約60度の画角により、「日常のさまざまなシーンを自然な画角で撮影できる」という。35mm判換算で焦点距離は35mm相当となる。

AF機構を搭載することで、一般的なRFレンズと同様の操作感で高速・高精度なAFを実現。「初心者の方でも手軽に3D映像の撮影を楽しむことができる」という。

EOS R7に装着したところ

「空間ビデオ」イメージ

Apple Vision Proで視聴できる空間ビデオでは、奥行き感のある3D映像を楽しむことができる。RF-S7.8mm F4 STM DUALと、「EOS R7」で撮影した映像をアプリ「EOS VR Utility」で空間ビデオの映像フォーマットに変換することで、Apple Vision Proで空間ビデオの視聴が可能。

「家族や友人、ペットなどと過ごした思い出、旅の風景などを高画質な実写映像で残すことができ、貴重な思い出のシーンを空間ビデオによって臨場感のある追体験をすることが可能」とのこと。