サンフレッチェ広島レジーナは31日、2024-25シーズンの監督に吉田恵氏(50)が就任したことを発表した。

 吉田氏は2008年にサンフレッチェ広島のジュニアユースコーチとして指導者キャリアをスタート。その後はJリーグでコーチ業を始め、前指揮官のシーズン中の解任に伴い、サガン鳥栖、FC岐阜で二度指揮官を経験した。昨年まではアビスパ福岡のコーチに就いていた。今年2月にアカデミーアドバイザーとしてサンフレッチェ広島レジーナに加入していた。

 2021年に創設されたレジーナは、中村伸氏が初代監督として指揮。23-24シーズンはWEリーグカップで初タイトルを手にした。中村氏は今月21日に監督退任を発表し、サンフレッチェ広島のトップチームコーチに就任していた。

 クラブ公式サイトを通じ、吉田氏は「指導者としてスタートをさせていただいたサンフレッチェ広島で、監督ができる事に喜びを感じています。女子サッカーでの指導は初めてですが、持ち前のチャレンジャー精神で頑張りたいと思います」と思いを語る。

「前任者の中村とは、大学時代の3年間を同じチームで過ごした仲間です。0からチームを立ち上げ、昨年はカップ戦優勝と3年間でチームを急成長させてきた彼とスタッフ、選手たちにはリスペクトしかありません」

「この築き上げてきたものを引き継ぎ、より『攻守にアグレッシブで魅力的なサッカー』ができるよう、強い気持ちを持ってチームをもう一段高いステージに持っていけるようチャレンジしていきたいと思います」

「また、常日頃から広島を応援してくださっているファン、サポーター、並びにスポンサーの皆様の期待に応えられるよう、最善を尽くしてまいりますので、応援よろしくお願い致します」