斎藤工“兄弟”木村拓哉主演ドラマでのロケ姿目撃! オフは「いつもニコニコ」俳優が「笑顔封印」の理由
ロケ現場で静かに台本を読み込む斎藤工(写真・伊藤 修)
2024年5月下旬、東京・ベイエリアの公園で大型犬の散歩風景の撮影に臨んでいたのは、俳優の小日向文世だ。青空の下、ジョギングをしている人も多く見られたなか、上下黒色のジャージにも関わらず、色気のあふれ出ている男性が。男性は小日向とともに近くの椅子に座り、何やら話し込む。その正体は――。
「斎藤工さんで、びっくりしました(笑)。ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)の撮影だったようです。休憩中、斎藤さんが犬におやつをあげながら遊んでいたので、愛犬家なんだ、と思いました。でも、撮影に入った瞬間、先ほどとは打って変わって、真剣そのものの表情になって驚きました」(居合わせた人)
『Believe』の初回世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と好調なスタートをみせたものの、23日放送の第5話では9.8%と、やや降下気味に。
「木村さんと斎藤さんは、2018年に『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)でバディ役を演じてから、多数、共演をしており、もはや兄弟といってもいいほどの仲。斎藤さんの事務所のチーフマネージャーが、かつて旧ジャニーズ事務所にいた人だということもあるかもしれませんが、斎藤さんが招かれて、木村さんの自宅にうかがったこともあるそうです」(テレビ局関係者)
公私ともに仲を深めているふたりだが、撮影現場は“和気あいあい”という訳ではなさそうだ。前出のテレビ局関係者が続ける。
「基本、斎藤さんは自分が座長のときも脇役のときも、現場では雰囲気作りのためにニコニコしています。ですが、今回の現場では違います。木村さんは、小日向さん演じる社長に頼まれ、自分が犯してもいない罪を会社の8000人を救うために認め、実刑を受け、服役する役。その木村さんを助けるべく、弁護士を演じるのが斎藤さんです。役が役だけに、木村さんにはピリピリした空気が漂っています。だからか、斎藤さんも笑顔も封印し、木村さんの前ではうつむいて通るほど気をつかっています。
『教場』(フジテレビ系)で木村さんと共演している小日向さんも、木村さんの作る現場の雰囲気がよくわかっています。ふだんの軽い調子を出さず、目立たないようにしていますね」
この撮影の数日前、斎藤は「カンヌ国際映画祭」の会期中におこなわれたイベント「JAPAN NIGNT」に出演するため、フランスにいた。俳優のかたわら、監督としても活動している斎藤は、2024年4月に日米合作映画『ボクがにんげんだったとき / When I Was a Human』(神津トスト明美監督)でエグゼクティブプロデューサーを務めることが発表され、ハリウッド進出を決めたのだ。
「彼はもともと裏方志向があって、モデルや俳優も、自分の映画を作るためのプロセスと考えています。ハリウッドでの撮影は悲願でした。そんな斎藤さんの映画に対する情熱を、木村さんは尊敬していて、彼のハリウッド進出を心から喜んでいますよ。カンヌに送り出すときは、さすがに笑顔を見せていました(笑)」
木村と斉藤はお互いの才能を“Believe”しているようだ。