ウェブコンテンツ等の保存活動を行うインターネットアーカイブがDDos攻撃を受けました。サービスが一時利用できなくなりましたが、記事作成時点で復旧しています。





2024年5月28日1時、インターネットアーカイブがXやMastodonで「DDoS攻撃を受けた」と報告しました。インターネットアーカイブによると、ホームページのarchive.orgがDDoS攻撃を受けたため、ほとんどのサービスが利用できなくなってしまったとのこと。関連するデータに影響はありませんでした。

その後復旧作業が進められ、およそ1時間後に完了。管理者のブリュースター・ケール氏が「攻撃者との間で一進一退のやりとりとなりました。多少の調整はしましたが。とにかく、ハッピーメモリアルデー!」と報告しました。

非営利団体のインターネットアーカイブにDDoS攻撃を仕掛けるという攻撃者の行動について、ソーシャルサイトのHacker Newsでは「図書館に火を放つようなものだ」と批判されています。単なる嫌がらせなのか、DDoSの効果を測定したかったのかは定かではありませんが、あるユーザーはDDoS攻撃がとても安価に実行できるという点を指摘し、「容疑者はおろか、その目的を分析しようとしても徒労に終わるでしょう」とコメントしています。