「めちゃくちゃ楽しみ」主演俳優の不祥事で“お蔵入り”幻の映画がドラマで復活にファン歓喜、残虐描写に「実写化できる?」不安も
2019年に、映画化目前だったにもかかわらず、主演俳優の不祥事によって公開中止となった“幻の作品”が、このたびDMMの総合動画配信サービス「DMM TV」でオリジナルドラマとして実写化することが決定。ネットを中心に、早くも話題を呼んでいる。
「その作品とは、漫画雑誌『ヤングキング』(少年画報社)で、2014年から2023年まで連載されていた渡邊ダイスケによる人気作『善悪の屑』と、続編の『外道の歌』です。古書店を営みながら、裏では凶悪犯罪の被害者からの依頼を受け、加害者への復讐代行を担う、鴨ノ目武(カモ)と島田虎信(トラ)を描いた物語です。
『善悪の屑』は2019年に公開の予定でしたが、同年2月、主演俳優のひとりが強制性交の疑いで逮捕されたことを受け、公開中止が決定。“お蔵入り”となりました。今回のドラマは、『善悪の屑』と『外道の歌』のエピソードを織りまぜてつくられており、窪塚洋介と亀梨和也のダブル主演です。『外道の歌』のタイトルで冬に配信予定。シリーズ化も視野に入れた一大プロジェクトとなるようです」(芸能ライター)
監督は、『貞子vs伽椰子』『不能犯』などで知られるホラー・サスペンススリラーの名手で、お蔵入りとなった前作も手がけた白石晃士氏が務める。実写化の発表を受け、作者の渡邊ダイスケ氏は5月23日、Xで《お陰様でこの度、また映像化してもらえる事になりました 関係者の皆さんに感謝です!!》と喜びをつづった。
また、カモを演じる窪塚は、《亀梨君とは初共演になりますが、いいバディとなれるよう寄り添ってゆきます。これから現場でどんな化学反応が起こるか本当に楽しみです》などとコメント。一方、トラを演じる亀梨は《僕自身にとって、これまでにないような感覚の中での時間になると思いますので、思いっきり覚悟を持って挑みたいと思います》と、撮影にかける思いを明かした。
幻の作品の実写化決定に、Xでは《めちゃくちゃ楽しみです!!》と歓迎の声が多いものの、再現困難といわれるほど残虐描写が多い作品であるため、疑問の声も。
《あれめっちゃエグい拷問するけど実写化できるんか?》
《窪塚はギリありだけど、亀梨は絶対違う! 原作好きなだけに、このキャスティングはちょっとなー…》
他方で、むしろアイドルの亀梨が、情け容赦ないダークヒーローを演じることを喜ぶむきもある。
《亀梨くんが窪塚洋介さんとW主演 おめでとう! こんな本気でハードモードの芝居求められる日がついに来たのね地上波では踏み込めない描写もあるのかな? 役者冥利に尽きそう》
《私はグロいとかエグいとか拷問とか苦手でちゃんと観られるか心配だけど、亀梨くんにこういう作品のオファーが来るようになった事、亀梨くんがこういう作品を選べるようになった事はとても嬉しい。幅広い役を演じてきた実績は大きな強みだね》
かねてより、地上波では絶対に無理といわれた作品。実写化で、窪塚と亀梨は、どこまで原作のファンを満足させられるか楽しみだ。