Googleがアフリカとオーストラリアを結ぶ初の光ケーブルルート計画「Umoja」を発表、ケニアから始まり陸上と海底を経由してオーストラリアに至る
Googleがアフリカとオーストラリアを結ぶ光ケーブルルート「Umoja」の敷設計画を発表しました。
Investing in connectivity and growth for Africa | Google Cloud Blog
https://cloud.google.com/blog/products/infrastructure/investing-in-connectivity-and-growth-for-africa/?hl=en
Googleは日本を含む世界各地を結ぶように光ケーブルルートを敷設しています。しかし、記事作成時点ではアフリカとオーストラリアを直接つなぐルートは確保されていません。
また、世界中の海底ケーブル敷設状況を確認できる「Submarine Cable Map」を見ても、アフリカとオーストラリアを直接つなぐルートは存在しないことが分かります。
Googleが新たに発表したケーブルルート「Umoja」は、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジンバブエ、南アフリカを陸上ケーブルでつなぎ、南アフリカからオーストラリアまでを海底ケーブルでつなぎます。なお、「Umoja」はスワヒリ語で「Unity(結束、団結)」を意味するとのこと。
Umojaの陸上ルートはGoogleとアフリカのテクノロジー企業「Liquid Intelligent Technologies」が共同で敷設します。Googleは「アフリカの国々はUmojaによって確実な相互接続が可能となり、世界とつながることができます。既存の接続ルートと異なる新しいルートを確立することは、歴史的に大規模なネットワーク障害にさらされてきたアフリカにおいて回復力のあるネットワークを維持するために不可欠です」と述べています。
また、GoogleはUmojaの発表と合わせて、ケニア政府と協力してケニアにおける「サイバーセキュリティの確保」「デジタル人材育成」「AIの安全性確保」などに取り組むことも発表しました。
なお、Googleは2021年に「今後5年間でアフリカに10億ドル(約1570億円)を投資する」という計画を発表していましが、記事作成時点で既に9億ドル(約1413億円)の投資を完了したとのことです。
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