indigo la End、追い風が続く4人の現在地 ライブの一年とフジロック、次回作の展望を語る
4月2日にメジャーデビューから10周年を迎えたindigo la End。昨年12月からスタートした過去最長の全国ツアー『藍衆』を終え、今年はフジロックやRISING SUN ROCK FESTIVAL、韓国のPentaport Rock Festivalなどのフェス出演も続々と決まり、さらには12月1日に横浜アリーナでのワンマンが決定と、どうやらライブイヤーの一年になりそうだ。その一方ではすでに『哀愁演劇』に続くアルバム制作にも取り掛かっているそうで、新曲「心変わり」はバンドの最新のモードを示す一曲になっている。春フェスでもツアーの流れを受けて素晴らしいパフォーマンスを披露し、「名前は片想い」はTikTokのチャートで再浮上するなど、追い風が続く4人にバンドの現状について聞いた。
【写真ギャラリー】indigo la End撮り下ろし写真
―過去最長となる全国ツアー『藍衆』が4月に終了しました。それぞれ振り返っていただけますか?
長田:26公演あったので、体力的には結構ヒーヒー言ってたんですけど、スピッツは45公演だと聞いて、「すいませんでした」って(笑)。でもこれまで行ったことないところに結構行けたので、すごく意味のあるツアーだったような気はしてます。最後の沖縄は7年ぶりで、ワンマンは初めてで、お客さんの表情もすごくよかったし、反応も新鮮で楽しかったですね。
後鳥:これまであんまり行ってないところだと盛り上がり方にも特徴があって、東北の方とか「この曲で手拍子出るんだ」とか、お決まりじゃない感じが結構あったので、またいろいろ行きたいなと思います。
長田カーティス(Photo by Daiki Miura)
後鳥亮介(Photo by Daiki Miura)
栄太郎:超率直な感想で言うと、ツアーをやってるときは毎回「今日はこういう演奏をしよう」っていうのがあって、上手くいった部分とできなかった部分を踏まえて、また修正して次に臨んでっていうのを繰り返しやってたんですけど……今はもう春フェスが始まって、そうなるともうツアーのときに考えてたことが遠い思い出になっちゃうんですよね(取材は『JAPAN JAM』と『VIVA LA ROCK』への出演を終えた5月7日)。今はまた新たな課題があって、それを修正しての繰り返しなんですけど、そうやって常に成長し続けられるのであれば、それはそれでいいことなのかなと思います。
川谷:今回のツアーはもちろんコアなファンの人もいましたけど、「『名前は片想い』で知りました」みたいな人もいたと思うので、そういう人たちの反応は新鮮だったし、フェスでもそうですけど、「名前は片想い」をやるとお客さんの顔が明るくなるというか、「聴きたかったんだな」っていうのがすごくよくわかるんですよね。「夏夜のマジック」もそういう曲ではあったけど、よりマスに届いてる感じがしたツアーでした。
佐藤栄太郎(Photo by Daiki Miura)
川谷絵音(Photo by Daiki Miura)
―今年はフェス出演もたくさん決まっていて、12月には横浜アリーナでのワンマンもあって、ライブでしっかり曲を届けていこうというモードなのでしょうか?
川谷:特にそういうモードというわけではなく、今も並行してアルバムは作っていて。でも去年MONSTER baSH(香川開催のフェス)に出てから高松のチケットの売れ行きが一気に伸びて即完したんですよ。ああいうことがあると、やっぱりフェスって意味あるなと思ったりして。フェスに出ながらワンマンにもちゃんとお客さんを誘導するというか、「名前は片想い」しか知らなかった人たちにいろんな曲を知ってもらう機会になるので、フェスにも積極的に出ようと思って、今は誘ってもらったものにはわりと出てる感じです。
ーライブ自体に対する意識の変化もありますか?
長田:最近のライブは映像を使うことが多かったりしたので、ライブというよりショーみたいな感じが強かったんですけど、今回のツアーはあんまりそういう感じではなかったので、ラフな気持ちでやれて、そういう意味でもいいツアーだったなって。映像とかがあるとそっちも気にしちゃうので、お客さんを見る余裕があんまりなかったりするけど、今回は全体を見ながらライブができたので、そういう変化はあったかな。
―東京公演・NHKホールのときに絵音くんがMCで「今さらながらバンドっぽくなってきた」みたいな話をしてましたけど、実際にそういう感覚もありましたか?
川谷:今回のツアーは昔の曲もたくさんやって、ツアー後半はお客さんの反応を見ながら、毎回セットリストを変えてたので、かなり生もの感がありましたね。「パロディ」から「心の実」とか、気に入ってる流れはそのままだったんですけど、そういう部分以外はかなり流動的に変えて、でも短いタームでいろいろ変えられるのはバンドの強みというか、フェスでも毎回曲を変えたりできるので、そういうのは楽しいですね。
ツアー「藍衆」東京公演のライブ写真、2024年4月3日にNHKホールで開催(Photo by 鳥居洋介)
―ツアーの演出で言うと、最初にドアから一人ずつ出てきて、花瓶から花をとって、最後にそれを戻して、またドアから出ていくという流れがあって、あれは何かコンセプトとか設定があるんですか?
川谷:最初に演出案がいろいろあって、そこからブラッシュアップしてああなったんですけど、僕が「ドアから入りたい」みたいなことを言って、演出の人が「花を使いたい」と言って、それを混ぜたらああなった感じです。インディゴの世界観に花は合うし、「プルシュカ」に”花が降ってきた”っていう歌詞があって、パシフィコ横浜(2023年2月)で初めて披露したときに蒼い花を降らせたこともあったから、すごくいい一連の流れになったなって。ライブが終わった後にお客さんが花の写真を撮ってたり、ああいうのも思い出としていいし、ちゃんと始まりと終わりがあるのもいいというか。
もうオープニングの音楽が鳴ると体が勝手に動いちゃうんですよ。Yorkeっていうオーストラリアのアーティストの「like in the movies」って曲なんですけど、26公演ずっと流してたら、ファンの人がYorkeのYouTubeに「インディゴから来ました」みたいなコメントを書いてて、それを観たYorke本人から「曲を流してくれてありがとう。いつかコラボしましょう」みたいなDMが来て。ずっと流し続けるとこういうこともあるんだなって。
―ちなみに、VIVA LA ROCKのときのSEはオスカー・ジェロームの「Easier」でしたよね。
川谷:でも、あれは一回の命でした。次はもう変わっちゃいます(笑)。
―ちなみに、JAPAN JAMのときは?
川谷:いつもかけてるディスクロージャー(「F For You」)。
後鳥:俺たちの「サライ」です(笑)。
川谷:SEはメンツを見て俺が決めてるんですけど、邦ロック系のときはディスクロージャーにしてるんです。でもVIVA LA RCOKは星野源さんとかペトロールズがいて、ちょっと雰囲気違うかなと思って、オスカー・ジェロームでもいいかなって。
ーインディゴの後に出た星野源さんはトム・ミッシュとコラボした「AInt Nobody Know」をやってたし、サウスロンドン繋がりになってましたよね(笑)。
新曲「心変わり」と次回作の展望
―ツアーの終盤で新曲の「心変わり」が披露されて、配信リリースされました。今はアルバムを作っているという話だったので、その中からこの曲を選んだ?
川谷:そんな感じですね。次のアルバムをどんな感じにするかはまだあんまり考えてなかったですけど、「心変わり」っていうテーマではずっと作りたくて、『哀愁演劇』よりもっと前から考えてはいたので、次のアルバムに向けた一発目はこれがいいなって。インディゴの落ち着いてる感じと、ちょっと大人な感じと、おしゃれさと、その中にちゃんとキャッチーさもあって……「名前は片想い」以降の「ちょっと外に出て行こう」みたいな考え方は変わってないんですけど、ウケるかどうかを狙って作るのはやめようかなって。
ー「名前は片想い」にしろ「心変わり」にしろ、やはり一発でキャッチーだなと思わせる力があると思います。
川谷:「名前は片想い」はTikTokで使いやすかったのもあって、今第2のバズが起きてるんですよ。1曲で2回山が起きることってあんまりないらしいですけど、前バズったときより今の投稿数の方が多いんです。落ちサビのダッダッダッダっていうリズムに合わせてカメラを動かして撮るのが流行ってるみたいなんですよね。乃紫ちゃんの「全方向美少女」とか、クリープハイプの「イノチミジカシコイセヨオトメ」もそうですけど、ああいうのを見てると何となくどういうのがTikTokで受けるのかわかってきて。
でもそういう意味でのキャッチ―さとはまた別のものを作るためにめちゃくちゃ試行錯誤して、「心変わり」は作りました。だからまだこれが正解なのかはわからないけど、こういうミドルテンポの曲のほうが俺の得意とするところではあるし、4人とも「名前は片想い」のときみたいに無理はしてないというか。「名前は片想い」のときは僕以外、最初は懐疑的だったと思うので。
―初披露が日本武道(2022年11月)のラストだったから、「ここでこれでいいのか?」みたいな話はありましたよね。
川谷:「心変わり」はそういう恥ずかしさもないっていうか……恥ずかしさがないのがいいことなのかどうかもわかんないですけどね。もう35歳なので、売れてるものがむずがゆく思えることも多いけど、『哀愁演劇』まではそこにアジャストするために、むずがゆいものも作っていかないといけないのかなと思った一年だったんです。でも結局「無理にそれをしなくても」と思ったから、「心変わり」はまた新たな試行錯誤の一曲目。今はすでにこれ以降の曲もいろいろ作ってて、今のところいい具合にはなってる気がするんです。『哀愁演劇』はちょっと地味な曲が多かったというか、オルタナティブで、ライブで映える曲も多くて、僕らにとってはキャッチーだけど、ちょっととっつきにくいと思う人もいたかもしれなくて。
―それこそ「名前は片想い」でインディゴを知ったような子たちからするとね。
川谷:最近若いバンドマンから「初めて買ったCDがインディゴです」とか言われるようになって、しかもそれが『さようなら、素晴らしい世界』(2012年)とか『夜に魔法をかけられて』(2013年)だったりして、「そこなんだ?」っていう。僕、あのへんの作品はアレンジがあんまり気に入ってないというか、良い曲は入ってるんですけど、完成度はそんなに高いとは思ってなくて。でも「それ好きなんだ」みたいなのが最近増えてきたから、その頃の要素もあって、かつ今の要素もあって、キャッチーな要素もあるっていうのが共存できればいいのかなって。昔の曲がちょっと恥ずかしいのは音質のせいも大きいから、今ちゃんと録ったらかっこいいんじゃないかっていうのも含めて、すごく総合的に作ってる感じ。『哀愁演劇』のときは作りながらだんだんキャッチーじゃなくなってることに途中で気づいて、「これでいいのかな?」っていうのがあったけど、今回はそれが今のところないから、ちゃんとキャッチーに作れてるのかなって。
Photo by Daiki Miura
―「心変わり」のアレンジはどのように作っていったのでしょうか?
長田:ジョン・メイヤーの「Neon」みたいなことがやりたくて、だからああいうイントロになったんです。サビのフレーズはキャッチーさを意識しつつ、開放弦を禁止にしてみたり、挑戦はいろいろしてますね。
後鳥:シンプルそうに見えてコードはすごく複雑なんですけど、でもそれをあんまり意識させないようにして、サビとかすごくきれいになったんじゃないかなって。音数が少なくて、不安になっちゃうところもあるにはありますけど。
―でもそれを過不足なくキャッチーに聴かせられるのがインディゴならではの部分ですよね。この路線は「邦画」くらいから始まってる印象で、「名前は片想い」「心変わり」とどんどん洗練されて行ってる印象なのですが、栄太郎くんはどう思いますか?
栄太郎:「邦画」のときはまだフィルのパレットみたいなのが多ければ多いほどいいと思ってたんですけど、「名前は片想い」のときにABBAとかメトロノミーみたいなネオヴィンテージのリズム、頭打ちの方向性でいったときに、フィルのパレットはそんなに多くない方がいいのかなっていうのがふわっとあったんです。で、「心変わり」はフィルの種類を3つだけにしたんですよ。細かい変化はいろいろあるけど、一応3種類がずっと決められたところで鳴るみたいな感じにしていて。そうしたら、昨日レシピ系のショート動画で「心変わり」がジングルとして機能的に使われてて、「なるほど!」と思って。曲の解釈をユーザーが教えてくれるみたいな、それはすごくアドレナリンが出る感じありますね。
―歌詞に関しても聞くと、まず「心変わり」というタイトルを見て、パッと「瞳に映らない」の”行ったり来たりしないでよ 心変わりとか言って”を連想したんですけど……。
川谷:特に関係はないです。でもセットリストの中に一緒に入ってると、ファンの人が勝手にいろいろ思ったりするかもしれないと思って、最近のセットリストによく入れてます。「心変わり」はずっと歌詞にしたいテーマではあったんですけど、僕は「心変わり」っていうと「遊戯王」のカードが出てきちゃうんですよ。でも今回書きだしたらバーッと書けたので、自分の中で「遊戯王」から更新できました(笑)。サビの中の「旬」っていう言葉が出てきて使ったときに、「これはいい歌詞になるかも」と思って、あと冒頭の”出会いには嘘がある 別れには本当がある”が出てきたときに、全部ストーリーが繋がったんです。
フェス出演に思うこと、フジロックと横アリに向けて
―先日のVIVA LA ROCKはすごく可能性を感じるライブだったというか、あの日は後ろにVaundyと星野源さんが控えていて、Vaundy目当ての若い子たちもいっぱいいただろうし、星野源さん目当ての上の世代の人たちもいて、その全部に届けるのは簡単なことではなかった気がするんだけど、でもあの日のライブは全体をちゃんと巻き込んでる印象があって。「名前は片想い」みたいな曲があるのももちろんでかいし、リスナーとのチューニングが合ってきてる感じがしたんですよね。
川谷:あの日はやりやすかったですね。お客さんの層からしても、無理せずにできました。フェスによっては僕らちょっと無理してるんで(笑)。最近僕らがその日の最年長だったりすることもあって、今までそんなことなかったんだけど……。
長田:最近バックヤードしんどいよね。若い子たちすごい騒いでるから(笑)。
川谷:そういうときにちょっと年取ったなって思う。でもビバラはお客さんもすごくあったかくて、各々で盛り上がってる感じもあって、それは良かったなって。でも無理してる僕らもそれはそれでいいというか、ずっと同じ感じでやっても全然ダメだったりするんですよ。「実験前」みたいな激しい曲が結構刺さったり、ああいうのは飛び道具的に使えたりもして、作っておいてよかったなって。「心変わり」も何本かやってみて、意外とフェスで映えるのかなって思ったりもしました。
―VIVA LA ROCKは星野源さんのMCが話題になって、Xでの議論に関してはどうしても極端な意見が目立つから「うーん」って感じだけど、インディゴのライブはどんな空間であってほしいと思いますか?
川谷:そうですね……頑なに盛り上がらない、みたいなのはやめてほしいですけど(笑)。別に洋楽がどうのこうのっていうこともないですけど、僕は普段ほぼ海外のアーティストのライブしか見に行かないから、雰囲気も全然違うじゃないですか。「ここで盛り上がる」とかじゃなくて、演奏に対して感情が高ぶって思わず声が出ちゃうみたいな、そういうのが理想っていうか。海外でライブをやるとそういう感じですよね。今度出る韓国のフェスに去年、羊文学が出たときの映像を見たんですけど、お客さんがすごく自由で、星野さんが言ってたのもこういうことだよなって。演者としても、ああいう方が楽しいですしね。パンク系のバンドとかだとまた違うと思うけど、羊文学みたいなバンドでお客さんが「オイ! オイ!」みたいに唐突に叫んでるのはすごく楽しんでる感じがして良かったですね。しかもそれは一部で他の人は他の人で違う楽しみ方をしてる。この前デュア・リパがゲリラでやったNYタイムズスクエアのライブ映像を見たときも、海外だからみんな携帯を向けてはいるんですけど、みんなすごく自由でいいなと思いました。
―おそらく日本でその雰囲気に一番近いのがフジロックかなと思うんですけど、インディゴは初日の出演が決まっていて。今年の出演者では誰が気になりますか?
川谷:SZAが一番嬉しかったですね。あとエリカ・ド・カシエールは昨今の音楽シーンの中でもかなり重要人物というか、NewJeansの流れもあるし、すごく見たいアーティスト。オマー・アポロとか、キング・クルールも見たいですね。大貫妙子さんもめちゃくちゃ見たい。
後鳥:モノネオンがベースのGHOST-NOTEは見てみたいです。みんなすごい人ばっかりなので、生で見れるんだったら見たいし、上原ひろみさんも見たいですね。
長田:フリコが一番見たいです。今年出たデビュー盤をすごい聴いてて、メンバー2人でどんなライブをするのかちょっと気になってるのはありますね。
栄太郎:今年は(\ØU$UK€)\UK1MAT$Uさん、SAMOさん、HIROKO YAMAMURAが決まっていて、上から目線になっちゃうんですけど、フジロックというネームバリューがありながら、国内のDJアクトをちゃんとリサーチしてらっしゃるのがすごいというか、ちゃんと未来を見てる感じを特にここ3年ぐらい感じてて、それにはすごく感動します。¥UK1MA$Uさんには自分のイベントにも出てもらったりしたので、「M-1」の最終決戦と同じ気持ちになるんですよ。劇場やYouTubeで観てた人たちが、あの規模感でどうなるのか。あの人たちの日頃の頑張りまでは知らない観客が大多数の中でどうなるのかはすごく興味があるし、楽しみですね。
ー今年は12月の横浜アリーナまで、インディゴのライブを見る機会が多くありそうなので楽しみです。あとそうだ、「心変わり」のアートワークがこれまでの女性のポートレートじゃなくて、アヒルになってたのがインパクト大だったんですけど、あれはどなたのディレクションなんですか?
川谷:今回からスタイリストの服部昌孝さんのチームにお願いしていて、横浜アリーナの演出もこれまでとは違う感じになると思います。まだセットリストは全然決めてないですけど、それまでにアルバムを出すつもりではいるので、新しいindigo la Endを見せたいですね。やっぱり「ライブに来てよかった」と思ってほしいので、毎回同じことはやりたくないから、新しく一緒にやる人たちから自分たちも刺激を受けて、またかっこいいものを作りたいと思います。
Photo by Daiki Miura
indigo la End
最新シングル「心変わり」
配信:https://indigolaend.lnk.to/kokorogawari
トウヤノマジック vol.1
2024年12月1日(日)横浜アリーナ
出演:indigo la End
オフィシャル先行受付中:本日5月20日(月)23:59まで
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2413557
FUJI ROCK FESTIVAL'24
2024年7月26日(金)27日(土)28日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
※indigo la Endは7月26日(金)出演
フジロック公式サイト:https://www.fujirockfestival.com/
Incheon Pentaport Rock Festival 2024
2024年8月2日(金)〜8月4日(日)
韓国・仁川 松島月光祝祭公園(ペンタポートパーク)
詳細:https://pentaport.co.kr/
LIVE AZUMA 2024
2024年10月19日(土)・20日(日)
※indigo la Endは10/20(日)出演
詳細:https://liveazuma.jp/
―過去最長となる全国ツアー『藍衆』が4月に終了しました。それぞれ振り返っていただけますか?
長田:26公演あったので、体力的には結構ヒーヒー言ってたんですけど、スピッツは45公演だと聞いて、「すいませんでした」って(笑)。でもこれまで行ったことないところに結構行けたので、すごく意味のあるツアーだったような気はしてます。最後の沖縄は7年ぶりで、ワンマンは初めてで、お客さんの表情もすごくよかったし、反応も新鮮で楽しかったですね。
後鳥:これまであんまり行ってないところだと盛り上がり方にも特徴があって、東北の方とか「この曲で手拍子出るんだ」とか、お決まりじゃない感じが結構あったので、またいろいろ行きたいなと思います。
長田カーティス(Photo by Daiki Miura)
後鳥亮介(Photo by Daiki Miura)
栄太郎:超率直な感想で言うと、ツアーをやってるときは毎回「今日はこういう演奏をしよう」っていうのがあって、上手くいった部分とできなかった部分を踏まえて、また修正して次に臨んでっていうのを繰り返しやってたんですけど……今はもう春フェスが始まって、そうなるともうツアーのときに考えてたことが遠い思い出になっちゃうんですよね(取材は『JAPAN JAM』と『VIVA LA ROCK』への出演を終えた5月7日)。今はまた新たな課題があって、それを修正しての繰り返しなんですけど、そうやって常に成長し続けられるのであれば、それはそれでいいことなのかなと思います。
川谷:今回のツアーはもちろんコアなファンの人もいましたけど、「『名前は片想い』で知りました」みたいな人もいたと思うので、そういう人たちの反応は新鮮だったし、フェスでもそうですけど、「名前は片想い」をやるとお客さんの顔が明るくなるというか、「聴きたかったんだな」っていうのがすごくよくわかるんですよね。「夏夜のマジック」もそういう曲ではあったけど、よりマスに届いてる感じがしたツアーでした。
佐藤栄太郎(Photo by Daiki Miura)
川谷絵音(Photo by Daiki Miura)
―今年はフェス出演もたくさん決まっていて、12月には横浜アリーナでのワンマンもあって、ライブでしっかり曲を届けていこうというモードなのでしょうか?
川谷:特にそういうモードというわけではなく、今も並行してアルバムは作っていて。でも去年MONSTER baSH(香川開催のフェス)に出てから高松のチケットの売れ行きが一気に伸びて即完したんですよ。ああいうことがあると、やっぱりフェスって意味あるなと思ったりして。フェスに出ながらワンマンにもちゃんとお客さんを誘導するというか、「名前は片想い」しか知らなかった人たちにいろんな曲を知ってもらう機会になるので、フェスにも積極的に出ようと思って、今は誘ってもらったものにはわりと出てる感じです。
ーライブ自体に対する意識の変化もありますか?
長田:最近のライブは映像を使うことが多かったりしたので、ライブというよりショーみたいな感じが強かったんですけど、今回のツアーはあんまりそういう感じではなかったので、ラフな気持ちでやれて、そういう意味でもいいツアーだったなって。映像とかがあるとそっちも気にしちゃうので、お客さんを見る余裕があんまりなかったりするけど、今回は全体を見ながらライブができたので、そういう変化はあったかな。
―東京公演・NHKホールのときに絵音くんがMCで「今さらながらバンドっぽくなってきた」みたいな話をしてましたけど、実際にそういう感覚もありましたか?
川谷:今回のツアーは昔の曲もたくさんやって、ツアー後半はお客さんの反応を見ながら、毎回セットリストを変えてたので、かなり生もの感がありましたね。「パロディ」から「心の実」とか、気に入ってる流れはそのままだったんですけど、そういう部分以外はかなり流動的に変えて、でも短いタームでいろいろ変えられるのはバンドの強みというか、フェスでも毎回曲を変えたりできるので、そういうのは楽しいですね。
ツアー「藍衆」東京公演のライブ写真、2024年4月3日にNHKホールで開催(Photo by 鳥居洋介)
―ツアーの演出で言うと、最初にドアから一人ずつ出てきて、花瓶から花をとって、最後にそれを戻して、またドアから出ていくという流れがあって、あれは何かコンセプトとか設定があるんですか?
川谷:最初に演出案がいろいろあって、そこからブラッシュアップしてああなったんですけど、僕が「ドアから入りたい」みたいなことを言って、演出の人が「花を使いたい」と言って、それを混ぜたらああなった感じです。インディゴの世界観に花は合うし、「プルシュカ」に”花が降ってきた”っていう歌詞があって、パシフィコ横浜(2023年2月)で初めて披露したときに蒼い花を降らせたこともあったから、すごくいい一連の流れになったなって。ライブが終わった後にお客さんが花の写真を撮ってたり、ああいうのも思い出としていいし、ちゃんと始まりと終わりがあるのもいいというか。
もうオープニングの音楽が鳴ると体が勝手に動いちゃうんですよ。Yorkeっていうオーストラリアのアーティストの「like in the movies」って曲なんですけど、26公演ずっと流してたら、ファンの人がYorkeのYouTubeに「インディゴから来ました」みたいなコメントを書いてて、それを観たYorke本人から「曲を流してくれてありがとう。いつかコラボしましょう」みたいなDMが来て。ずっと流し続けるとこういうこともあるんだなって。
―ちなみに、VIVA LA ROCKのときのSEはオスカー・ジェロームの「Easier」でしたよね。
川谷:でも、あれは一回の命でした。次はもう変わっちゃいます(笑)。
―ちなみに、JAPAN JAMのときは?
川谷:いつもかけてるディスクロージャー(「F For You」)。
後鳥:俺たちの「サライ」です(笑)。
川谷:SEはメンツを見て俺が決めてるんですけど、邦ロック系のときはディスクロージャーにしてるんです。でもVIVA LA RCOKは星野源さんとかペトロールズがいて、ちょっと雰囲気違うかなと思って、オスカー・ジェロームでもいいかなって。
ーインディゴの後に出た星野源さんはトム・ミッシュとコラボした「AInt Nobody Know」をやってたし、サウスロンドン繋がりになってましたよね(笑)。
新曲「心変わり」と次回作の展望
―ツアーの終盤で新曲の「心変わり」が披露されて、配信リリースされました。今はアルバムを作っているという話だったので、その中からこの曲を選んだ?
川谷:そんな感じですね。次のアルバムをどんな感じにするかはまだあんまり考えてなかったですけど、「心変わり」っていうテーマではずっと作りたくて、『哀愁演劇』よりもっと前から考えてはいたので、次のアルバムに向けた一発目はこれがいいなって。インディゴの落ち着いてる感じと、ちょっと大人な感じと、おしゃれさと、その中にちゃんとキャッチーさもあって……「名前は片想い」以降の「ちょっと外に出て行こう」みたいな考え方は変わってないんですけど、ウケるかどうかを狙って作るのはやめようかなって。
ー「名前は片想い」にしろ「心変わり」にしろ、やはり一発でキャッチーだなと思わせる力があると思います。
川谷:「名前は片想い」はTikTokで使いやすかったのもあって、今第2のバズが起きてるんですよ。1曲で2回山が起きることってあんまりないらしいですけど、前バズったときより今の投稿数の方が多いんです。落ちサビのダッダッダッダっていうリズムに合わせてカメラを動かして撮るのが流行ってるみたいなんですよね。乃紫ちゃんの「全方向美少女」とか、クリープハイプの「イノチミジカシコイセヨオトメ」もそうですけど、ああいうのを見てると何となくどういうのがTikTokで受けるのかわかってきて。
でもそういう意味でのキャッチ―さとはまた別のものを作るためにめちゃくちゃ試行錯誤して、「心変わり」は作りました。だからまだこれが正解なのかはわからないけど、こういうミドルテンポの曲のほうが俺の得意とするところではあるし、4人とも「名前は片想い」のときみたいに無理はしてないというか。「名前は片想い」のときは僕以外、最初は懐疑的だったと思うので。
―初披露が日本武道(2022年11月)のラストだったから、「ここでこれでいいのか?」みたいな話はありましたよね。
川谷:「心変わり」はそういう恥ずかしさもないっていうか……恥ずかしさがないのがいいことなのかどうかもわかんないですけどね。もう35歳なので、売れてるものがむずがゆく思えることも多いけど、『哀愁演劇』まではそこにアジャストするために、むずがゆいものも作っていかないといけないのかなと思った一年だったんです。でも結局「無理にそれをしなくても」と思ったから、「心変わり」はまた新たな試行錯誤の一曲目。今はすでにこれ以降の曲もいろいろ作ってて、今のところいい具合にはなってる気がするんです。『哀愁演劇』はちょっと地味な曲が多かったというか、オルタナティブで、ライブで映える曲も多くて、僕らにとってはキャッチーだけど、ちょっととっつきにくいと思う人もいたかもしれなくて。
―それこそ「名前は片想い」でインディゴを知ったような子たちからするとね。
川谷:最近若いバンドマンから「初めて買ったCDがインディゴです」とか言われるようになって、しかもそれが『さようなら、素晴らしい世界』(2012年)とか『夜に魔法をかけられて』(2013年)だったりして、「そこなんだ?」っていう。僕、あのへんの作品はアレンジがあんまり気に入ってないというか、良い曲は入ってるんですけど、完成度はそんなに高いとは思ってなくて。でも「それ好きなんだ」みたいなのが最近増えてきたから、その頃の要素もあって、かつ今の要素もあって、キャッチーな要素もあるっていうのが共存できればいいのかなって。昔の曲がちょっと恥ずかしいのは音質のせいも大きいから、今ちゃんと録ったらかっこいいんじゃないかっていうのも含めて、すごく総合的に作ってる感じ。『哀愁演劇』のときは作りながらだんだんキャッチーじゃなくなってることに途中で気づいて、「これでいいのかな?」っていうのがあったけど、今回はそれが今のところないから、ちゃんとキャッチーに作れてるのかなって。
Photo by Daiki Miura
―「心変わり」のアレンジはどのように作っていったのでしょうか?
長田:ジョン・メイヤーの「Neon」みたいなことがやりたくて、だからああいうイントロになったんです。サビのフレーズはキャッチーさを意識しつつ、開放弦を禁止にしてみたり、挑戦はいろいろしてますね。
後鳥:シンプルそうに見えてコードはすごく複雑なんですけど、でもそれをあんまり意識させないようにして、サビとかすごくきれいになったんじゃないかなって。音数が少なくて、不安になっちゃうところもあるにはありますけど。
―でもそれを過不足なくキャッチーに聴かせられるのがインディゴならではの部分ですよね。この路線は「邦画」くらいから始まってる印象で、「名前は片想い」「心変わり」とどんどん洗練されて行ってる印象なのですが、栄太郎くんはどう思いますか?
栄太郎:「邦画」のときはまだフィルのパレットみたいなのが多ければ多いほどいいと思ってたんですけど、「名前は片想い」のときにABBAとかメトロノミーみたいなネオヴィンテージのリズム、頭打ちの方向性でいったときに、フィルのパレットはそんなに多くない方がいいのかなっていうのがふわっとあったんです。で、「心変わり」はフィルの種類を3つだけにしたんですよ。細かい変化はいろいろあるけど、一応3種類がずっと決められたところで鳴るみたいな感じにしていて。そうしたら、昨日レシピ系のショート動画で「心変わり」がジングルとして機能的に使われてて、「なるほど!」と思って。曲の解釈をユーザーが教えてくれるみたいな、それはすごくアドレナリンが出る感じありますね。
―歌詞に関しても聞くと、まず「心変わり」というタイトルを見て、パッと「瞳に映らない」の”行ったり来たりしないでよ 心変わりとか言って”を連想したんですけど……。
川谷:特に関係はないです。でもセットリストの中に一緒に入ってると、ファンの人が勝手にいろいろ思ったりするかもしれないと思って、最近のセットリストによく入れてます。「心変わり」はずっと歌詞にしたいテーマではあったんですけど、僕は「心変わり」っていうと「遊戯王」のカードが出てきちゃうんですよ。でも今回書きだしたらバーッと書けたので、自分の中で「遊戯王」から更新できました(笑)。サビの中の「旬」っていう言葉が出てきて使ったときに、「これはいい歌詞になるかも」と思って、あと冒頭の”出会いには嘘がある 別れには本当がある”が出てきたときに、全部ストーリーが繋がったんです。
フェス出演に思うこと、フジロックと横アリに向けて
―先日のVIVA LA ROCKはすごく可能性を感じるライブだったというか、あの日は後ろにVaundyと星野源さんが控えていて、Vaundy目当ての若い子たちもいっぱいいただろうし、星野源さん目当ての上の世代の人たちもいて、その全部に届けるのは簡単なことではなかった気がするんだけど、でもあの日のライブは全体をちゃんと巻き込んでる印象があって。「名前は片想い」みたいな曲があるのももちろんでかいし、リスナーとのチューニングが合ってきてる感じがしたんですよね。
川谷:あの日はやりやすかったですね。お客さんの層からしても、無理せずにできました。フェスによっては僕らちょっと無理してるんで(笑)。最近僕らがその日の最年長だったりすることもあって、今までそんなことなかったんだけど……。
長田:最近バックヤードしんどいよね。若い子たちすごい騒いでるから(笑)。
川谷:そういうときにちょっと年取ったなって思う。でもビバラはお客さんもすごくあったかくて、各々で盛り上がってる感じもあって、それは良かったなって。でも無理してる僕らもそれはそれでいいというか、ずっと同じ感じでやっても全然ダメだったりするんですよ。「実験前」みたいな激しい曲が結構刺さったり、ああいうのは飛び道具的に使えたりもして、作っておいてよかったなって。「心変わり」も何本かやってみて、意外とフェスで映えるのかなって思ったりもしました。
―VIVA LA ROCKは星野源さんのMCが話題になって、Xでの議論に関してはどうしても極端な意見が目立つから「うーん」って感じだけど、インディゴのライブはどんな空間であってほしいと思いますか?
川谷:そうですね……頑なに盛り上がらない、みたいなのはやめてほしいですけど(笑)。別に洋楽がどうのこうのっていうこともないですけど、僕は普段ほぼ海外のアーティストのライブしか見に行かないから、雰囲気も全然違うじゃないですか。「ここで盛り上がる」とかじゃなくて、演奏に対して感情が高ぶって思わず声が出ちゃうみたいな、そういうのが理想っていうか。海外でライブをやるとそういう感じですよね。今度出る韓国のフェスに去年、羊文学が出たときの映像を見たんですけど、お客さんがすごく自由で、星野さんが言ってたのもこういうことだよなって。演者としても、ああいう方が楽しいですしね。パンク系のバンドとかだとまた違うと思うけど、羊文学みたいなバンドでお客さんが「オイ! オイ!」みたいに唐突に叫んでるのはすごく楽しんでる感じがして良かったですね。しかもそれは一部で他の人は他の人で違う楽しみ方をしてる。この前デュア・リパがゲリラでやったNYタイムズスクエアのライブ映像を見たときも、海外だからみんな携帯を向けてはいるんですけど、みんなすごく自由でいいなと思いました。
―おそらく日本でその雰囲気に一番近いのがフジロックかなと思うんですけど、インディゴは初日の出演が決まっていて。今年の出演者では誰が気になりますか?
川谷:SZAが一番嬉しかったですね。あとエリカ・ド・カシエールは昨今の音楽シーンの中でもかなり重要人物というか、NewJeansの流れもあるし、すごく見たいアーティスト。オマー・アポロとか、キング・クルールも見たいですね。大貫妙子さんもめちゃくちゃ見たい。
後鳥:モノネオンがベースのGHOST-NOTEは見てみたいです。みんなすごい人ばっかりなので、生で見れるんだったら見たいし、上原ひろみさんも見たいですね。
長田:フリコが一番見たいです。今年出たデビュー盤をすごい聴いてて、メンバー2人でどんなライブをするのかちょっと気になってるのはありますね。
栄太郎:今年は(\ØU$UK€)\UK1MAT$Uさん、SAMOさん、HIROKO YAMAMURAが決まっていて、上から目線になっちゃうんですけど、フジロックというネームバリューがありながら、国内のDJアクトをちゃんとリサーチしてらっしゃるのがすごいというか、ちゃんと未来を見てる感じを特にここ3年ぐらい感じてて、それにはすごく感動します。¥UK1MA$Uさんには自分のイベントにも出てもらったりしたので、「M-1」の最終決戦と同じ気持ちになるんですよ。劇場やYouTubeで観てた人たちが、あの規模感でどうなるのか。あの人たちの日頃の頑張りまでは知らない観客が大多数の中でどうなるのかはすごく興味があるし、楽しみですね。
ー今年は12月の横浜アリーナまで、インディゴのライブを見る機会が多くありそうなので楽しみです。あとそうだ、「心変わり」のアートワークがこれまでの女性のポートレートじゃなくて、アヒルになってたのがインパクト大だったんですけど、あれはどなたのディレクションなんですか?
川谷:今回からスタイリストの服部昌孝さんのチームにお願いしていて、横浜アリーナの演出もこれまでとは違う感じになると思います。まだセットリストは全然決めてないですけど、それまでにアルバムを出すつもりではいるので、新しいindigo la Endを見せたいですね。やっぱり「ライブに来てよかった」と思ってほしいので、毎回同じことはやりたくないから、新しく一緒にやる人たちから自分たちも刺激を受けて、またかっこいいものを作りたいと思います。
Photo by Daiki Miura
indigo la End
最新シングル「心変わり」
配信:https://indigolaend.lnk.to/kokorogawari
トウヤノマジック vol.1
2024年12月1日(日)横浜アリーナ
出演:indigo la End
オフィシャル先行受付中:本日5月20日(月)23:59まで
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2413557
FUJI ROCK FESTIVAL'24
2024年7月26日(金)27日(土)28日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
※indigo la Endは7月26日(金)出演
フジロック公式サイト:https://www.fujirockfestival.com/
Incheon Pentaport Rock Festival 2024
2024年8月2日(金)〜8月4日(日)
韓国・仁川 松島月光祝祭公園(ペンタポートパーク)
詳細:https://pentaport.co.kr/
LIVE AZUMA 2024
2024年10月19日(土)・20日(日)
※indigo la Endは10/20(日)出演
詳細:https://liveazuma.jp/