大谷翔平は「会計士ではない」 “責任論”に米司会者反論…米スターも嵌った落とし穴
大谷翔平は「身を委だねて、お金やキャリアで他人を信頼しなければいけない」
ドジャース・大谷翔平投手を“思いやる声”が響いている。米放送局「FOXスポーツ」の番組「The Herd with Colin Cowherd」は公式X(旧ツイッター)で動画を公開。同番組の司会を務めるコリン・カワード氏が「大谷は昨日(25日・日本時間26日)メディアに声明文を発表した。通訳に嘘をつかれたと言っていた」と話した。
カワード氏は「(大谷は)投打ともに素晴らしい活躍をしている。そして、米国のプロアスリート史上最も稼ぐ男だ」と強調。今季30歳を迎える大谷に「ピークを迎える若いアスリートであるあなたは、競技、(ファンからの)支持を受けること、トレーニング、そしてパフォーマンスに専念すべきだ」とメッセージを送った。
大谷は25日(同26日)のエンゼルス戦前に、水原氏の騒動に関しての声明文を発表した。違法賭博に関与し、大谷の資金を盗用した疑いで水原氏が解雇されて以降、初めての言及では「気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてまたスタートしたいです」と話していた。
ただ、カワード氏は“専門分野”での活躍を願い「(大谷は)身を委だねて、お金やキャリアで他人を信頼しなければいけない。税金だってそうだ。州によって違う」と言及した。
さらに、カワード氏は「彼は会計士でも、ビジネスマンでもない」と指摘。「(元NBA選手で)秀才として知られるカリーム・アブドゥル・ジャバー氏は騙された。(元NFL選手の)ジョン・エルウェイ氏はスタンフォード大学に行ったけど、ポンジースキームで1500万ドル(約23億円)を失った。(元NBA選手の)ティム・ダンカン氏とケビン・ガーネット氏は何千万ドルも失った。(俳優の)ロバート・デニーロ氏も8800万ドル(約133億円)を失った。(シンガーソングライターの)ビリー・ジョエルは9000万ドル(約136億円)だ」と、“被害”に遭った数々の有名人の名前をあげた。
被害に遭った人物の共通点は「彼らはアーティストで、才能を発揮することに専念している。そういう人たちにはピークがあるから、(ピークがない)会計士とは真逆なんだ」と力説し、大谷にも野球に専念できる環境を求めていた。(Full-Count編集部)