水原氏の違法賭博問題に皮肉 “MLB永久追放”のピート・ローズ氏が大谷翔平に言及「俺も通訳がいたら無罪放免になった」

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異例の形での記者会見に臨んだ大谷。その言動にはレジェンドも言及している。(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平と元専属通訳だった水原一平氏を巡る違法賭博スキャンダルについて、現地3月25日、大谷本人が事件発覚後初めて声明を発表した。

 約12分間の会見は質疑応答が許されない一方的なものだった。しかし、世間を騒然とさせた一大スキャンダルに対して、大谷が初めて肉声で「僕自身も信頼していた方の過ちというのを、悲しくショックです」と語ったのは大きな意味を持った。

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 日本でも早朝から「速報」として大々的に報じられた大谷の会見での様子は、現地アメリカでもビッグニュースとして全米に伝えられた。そうしたなかで、かつて違法賭博スキャンダルによって、球界を追報されたレジェンドも見解を示している。通算最多安打記録保持者のピート・ローズ氏だ。

 レッズ監督在任中に野球賭博に関わったとして、1989年に永久追放処分を受けたローズ氏は、MLBとNFLの両方でプレーした経験のあるジョシュ・ブーティ氏のSNSで大谷の騒動に対して持論を求められ、「(自身が大リーグに在籍した)70年代、80年代に俺にも通訳がいれば、無罪放免だったのにね」と発言。大谷側が水原氏に責任を押しつけたかのように皮肉った。

 この動画の撮影時期は不透明だ。しかし、「史上最高の安打王」と言われたローズ氏の言葉は小さくない話題となった。投稿内容を伝えた米紙『New York Post』は「野球界のスーパースターの現在進行中のドラマについて、ピート・ローズが言及するのは時間の問題だった」と報道。「オオタニの元通訳にまつわる今回の賭博スキャンダルは、再び球界を揺るがし、賭博とスポーツの関係がスポットライトを浴びることになった」と改めて騒動の大きさを強調した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]