ホンダ“最大”の新型「V8エンジン」搭載モデル登場! アンダー400万円の“350馬力”5.0リッター仕様! 精悍デザインがカッコイイ「BF350」とは
ホンダ最大級エンジン搭載モデル「BF350」実機展示
ジャパンインターナショナルボートショー2024が、2024年3月21日(木) から3月24日(日)まで、パシフィコ横浜展示ホールと横浜ベイサイドマリーナで開催されましたが、ホンダは同イベントで、同社最大級の新型船外機「BF350」を実機展示しました。
BF350は、2024年2月23日から販売されている新型船外機。サイズは、全長1120mm×全幅650mm×全高2145-2272mmです。
【画像】超カッコイイ! ホンダの新型「V8エンジン搭載”モデル”」を画像で見る(48枚)
最大出力約350馬力を発揮する5.0リッターV型8気筒エンジンを搭載。高い動力性能や優れた経済性を誇る4ストローク船外機「BFシリーズ」において最大出力を誇ります。
同エンジンでは、豊かなトルクからもたらされる高い走破性に加え、新設計のクランクシャフトを採用することで、高い静粛性・低振動を実現。また、クラストップレベルの燃費性能を達成しています。
また、一定の速度もしくは回転数での航行を可能にする「クルーズコントロール機能」や、あらかじめ設定したトリム角度に自動調整する新機能「トリムサポート機能」など、スムーズで快適な航行を実現する操船サポート機能も充実させています。
さらに、自動で船外機のフルチルトアップ/ダウンをおこなう「オートマチックチルト機能」を新たに採用し、係留・保管時の利便性を向上。加えて、寒冷時でもチルトスピードが下がらない高出力チルトモーターの採用や、排水構造の見直しによる凍結防止など、過酷な環境下でも安心して利用できるような工夫がされています。また、メンテナンス性も向上させています。
エクステリアは、フラッグシップモデルにふさわしい高級感を表現した「Noble Motion Form」デザインを採用。これまでのホンダの船外機が表現してきた自然との一体感と、シンプルかつクリーンなイメージを継承しながら、上質感のあるフォルムとしています。
また、新たにデザインしたDBWリモートコントローラーは、機能性、操作性を向上させつつ、操船時にも「Noble Motion Form」を感じられる機能美も追求されています。
ボディカラー展開は、アクアマリンシルバーメタリックとグランプリホワイトの2種類です。価格は、390万5000円から399万3000円までです。
クルマやバイクユーザーにとってホンダといえば、自動車やバイクのイメージが強いでしょう。
新型BF350は、ホンダが開発・製造するどの自動車・バイク用エンジンよりも巨大な“最大級”のエンジンを搭載するモデルではありますが、自動車やバイクのエンジンと共通の部分はあるのでしょうか。
この点について担当者は以下のようにコメントしています。
「ホンダのエンジン技術であるVTECの採用や、製造設備を共通化するため設計上の数値などを参照したり、一部共通部品を採用していますが、基本的には別物です」
前述の通り、新型BF350はすでに発売済み。今後様々な船舶に採用されている姿が見られることでしょう。