「軽トラ」なのに“4人乗れる”!? 実在する「超個性派モデル」が凄かった! 趣味から仕事、釣りやキャンプにも使える「めちゃ斬新な商用車」とは
最高じゃん! 4人乗れる「軽トラ」存在した!?
軽自動車ならではのコンパクトさと積載性能・頑丈さなどを備えた「軽トラック」は、汚れた道具も気軽に載せることができ悪路走破性にも優れることから、商用車でありながら趣味にも活躍するクルマとしても活用されています。
その一方で、「最大乗車人数が2人まで」という致命的ともいえる弱点があるのも事実。
【画像】「えっ…!」 これが夢の「4人乗り軽トラ」です(32枚)
これは荷台の広いスペースを確保するためであり、一般的な軽自動車のように4人で移動できないのは仕方の無いことだと納得している人も多いでしょう。
しかし実は、軽トラックのように荷物を気兼ねなく積み込むことが可能でありながら最大4人が乗車できる、まさに「4人乗り軽トラ」と呼べそうな軽自動車が現在も新車で販売されているのです。
そのクルマの名は、「アトレーデッキバン」。
ダイハツの商用軽バン「アトレー」をベースとしながら、通常では車内にあるはずのリアの荷室部分をオープンデッキ(軽トラックで言う荷台)に変えた、斬新な個性派モデルです。
アトレーデッキバンは、先述の通り車体後部がオープンデッキになっていますが、それより前方のボディは軽バンのままなので4人が快適に乗ることが可能。
もちろんエンジンもボディサイズも軽自動車サイズなので、扱いやすさは問題なし。それでいながら、長さ880mm×幅1360mm×高さ610mmの実用的な荷台をリアに備えています。
くわえて、リアゲートは軽トラックと同じように開閉できるため、荷物を積み下ろしも簡単で使い勝手に問題なく、さらに後部座席は片側収納・両側収納と用途に応じたシートアレンジが可能。
このように荷台以外にも荷物を載せたいときや、濡れるのを避けたい道具荷物を載せる際には大いに役立つ工夫が施されているアトレーデッキバンは、まさに軽バンと軽トラの利点をあわせ持ったような画期的なクルマだといえるでしょう。
そんな個性の塊と言えるボディ構造のアトレーデッキバンですが、実際に使用されているシーンを見ると、やはり本来の“商用車”としての利用が主流ですが、個人ユーザーが趣味やレジャーのために購入し、キャンプなど趣味の相棒として愛されているケースも見られます。
さらに、ルーフキャリアやリフトアップといった個性的なカスタムが加えられたモデルも少なくないようです。
またアトレーデッキバンには悪路走破性に優れた「フルタイム4WD」の駆動方式を採用したグレードも設けられているなど、想像以上にアウトドアとの親和性は高いクルマだといえるでしょう。
ちなみにダイハツはアトレーだけでなく「ハイゼット」のデッキバン仕様も販売しています。
両車とも、「軽トラのように荷台がありながらも4人乗れる軽自動車が欲しい」というユーザーの要望に応えてくれる唯一無二の画期的なモデルですので、気になった人は一度ディーラーに行き、実車を見て使い勝手の良さを確認してみてはいかがでしょうか。