スバル「軽バン」どうなる? 生産再開でもすぐ終了? 軽トラも同じ状況!? 3月下旬以降は?

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生産・出荷再開でも1ヶ月後には生産終了? どういうこと?

 スバル「サンバーバン」ならび「サンバートラック」は、ダイハツの不正行為に伴い一時的に生産・出荷が停止となっていたましたが、2月26日より再開しています。
 
 そうした中で、スバルの販売店はどのような状況となっているのでしょうか。

2024年2月26日に生産・出荷再開となったものの、3月下旬には生産終了ってどういうこと?

 2024年3月現在、販売されているサンバーバンとサンバートラックは、それぞれモデルが異なっています。

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 サンバーバンは2022年1月に8代目に全面刷新。サンバートラックは2014年に登場した8代目となっていました。

 この全面刷新・大幅改良では、安全面や先進機能面や新開発のFR用CVTが採用されたことでの走行性能の向上が図られています。

 またサンバーバンは全面刷新に伴いプラットフォームを一新することで高剛性化と軽量化を実現。さらに荷室上部のボディが四角くなり、荷室容量が拡大しています。

 さらにサンバーバンの上級グレード「ディアス」には、両側パワースライドドアや全車速追従機能付きACCなどを採用するなど、快適性も向上しました。

 そんなサンバーバンとサンバートラックですが、OEMの元となっているダイハツの不正行為により、一時的に生産を中止していました。

 3月22日時点では、ホームページでは次のように案内が表示されます。

「ダイハツ工業株式会社による不正行為に伴い、生産・出荷を停止しておりましたが、2024年2月19日より出荷を再開し、2月26日より生産を再開いたします。

 サンバーバンは、3月下旬に現行モデルの生産を終了予定です。多大なるご迷惑・ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」

※ ※ ※

 ここで気になるのは、生産・出荷再開から1か月以内での生産終了という部分ですが、実際にはどのような状況なのでしょうか。

 サンバーバンとサンバートラックについて、関東圏のスバル販売店の担当者は、次のように話します。

「現在、サンバーバンとサンバートラックにつきましては、生産も再開しており、出荷時期は2月19日からとなっております。

 一方で、現行モデルが3月下旬で生産終了となります。その後の予定についてはまだわからない状況です。

 現行モデルについては、3月末まででしたらご注文いただけます。

 逆に、今後どのような形で生産されるかは不明なため『今買っておかないと乗れない』という状況になってしまうかもしれません」

 また、関西圏のスバル販売店の担当者は、次のように話します。

「サンバーバンとサンバートラックは、現行モデルが3月末で生産終了を予定しております。

 新型が設定されるかどうかは、現在、販売店には情報が降りてきておりません。

 ダイハツでは生産は再開しておりますが、スバルでは新規での発注は受け付けてない状況です。

 店舗によっては在庫や枠をまだ持っているところもあるかと思います」

 このように、一時的な生産・出荷中止が再開したものの正式にわずか1か月で現行モデルは生産終了となるようですが、その先は未定だと言います。

※ ※ ※

 なお現在、サンバーバンとサンバートラックには様々なグレードが存在します。

 サンバーバンでは、エントリーグレード「VB」「VBクリーン」「トランスポーター」「VC」「VCターボ」「ディアス」を設定。価格は「VB(5速MT/2WD)」の104万5000円から「ディアス(CVT/セレクティブ4WD)」の188万1000です。

 サンバートラックは「TB」「TA」「TC」「グランドキャブ」となり、価格は「TB(5速MT/2WD)」の96万8000円から「グランドキャブ(CVT/セレクティブ4WD)」の145万2000円です。