バイデン大統領、若者狙いでTikTokアカウント開設…誰もが驚愕した、唐突すぎる「赤目レーザー」映像
赤目レーザー画像(バイデン氏のXより)
バイデン米大統領が、2月11日、TikTokの公式アカウントを開設した。若者の支持獲得の狙いがあると見られる。
この日は、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル」がおこなわれ、それに合わせてバイデン氏は動画を初投稿。
動画では、対戦したカンザスシティ・チーフスとサンフランシスコ・49ersのどちらが勝つか、試合とハーフタイムショーのどちらが大事かなど、フットボールに関する質問を投げかけられた。最後に、次の大統領選で勝つのは「トランプかバイデンか」と問われると、「冗談だろ。バイデンだ」と答えた。
TikTokの運営会社は、中国企業のバイトダンス。そのため、アメリカ国内では中国政府への情報漏洩を不安視する声が高まり、バイデン政権は、2023年、政府用端末でのアプリの使用を禁止した。私用については認めているが、バイデン氏が選挙戦で使用することに対し、安全保障上の懸念や「二重基準」という批判もあがっている。
実は、バイデン陣営が投稿した今回のTikTok動画には、誰もが驚くような映像が含まれていた。
「バイデン氏の目から、レーザー光線のような赤い光が放たれる映像です。インタビューの合間に突如挿入されるため、何も知らないと度肝を抜かれてしまいます」(政治担当記者)
いったいこれはどういう意味なのか。記者が続けてこう指摘する。
「2020年の大統領選のとき、バイデン氏への支持を表明した人気歌手のテイラー・スウィフトが、スーパーボウルで勝利したチーフスのトラビス・ケルシー選手とつき合っていることから、バイデン氏が試合を操作しているとか、再選のために悪用しているといった陰謀論が一部にあります。
TikTokの動画では、陰謀論について問われたバイデン氏が、『答えると面倒なことになる』と笑って受け流しています。
目から出る赤いレーザー光線は、もともとアメリカのネット上でよく使われるイメージです。それをトランプ陣営がバイデン氏を批判するために使ったのですが、今度はバイデン陣営が逆手に取って利用したのです。
インタビュー動画で突如この映像を使ったのも、スーパーボウルの陰謀論をも笑い飛ばす意味合いでしょう。
バイデン陣営は、いまではSNSのアイコンにまでこの画像を設定しています。アメリカでは、こうしたネガティブ要素をあえて押し出す戦略について、それなりに評価もされているようです」
とはいえ、バイデン氏のTikTokアカウント開設については、日本の「X」でも批判の声が強い。
《あれアメリカではこれを使用禁止にしてなかったっけ?》
《個人的な使用であっても、政府が禁止しているアプリを大統領が使うのはまずいと思います》
《バイデン、セキュリティ上の懸念忘れちゃった》
「バイデン氏は、2月4日の選挙集会でフランスのマクロン大統領を、かつて14年間大統領を務めた故ミッテラン氏と呼び間違えるなど、記憶力の低下が指摘されています。
機密文書の持ち出しで捜査を受けた際は、自分の息子が亡くなった年(2015年)を思い出せなかったため、裁判で『故意』の立証が難しいとして訴追を免れたほどです。
バイデン氏は『私の記憶力は問題ない』と怒りのコメントを出していますが、今回、TikTokという禁止アプリを使ったことに、『やはり記憶力が衰えているのでは』といったコメントも寄せられています」(同)
大統領選を控え、今後はどんな動画が投稿されるのだろうか――。