インテル、ジエリンスキ&タレミの獲得が決定的に!…両選手とも夏にフリー加入へ

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 インエルがナポリ所属のポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキとポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミの獲得に近づいているようだ。12日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 今回の報道によると、ジエリンスキは現地時間12日月曜日にメディカルチェックを受診したとのこと。また、タレミについても13日火曜日にミラノにてメディカルチェックが予定されており、両選手とも近日中にインテルと正式契約を締結する予定だという。なお、加入時期は今シーズン終了後の7月1日で、両選手とも現所属クラブとの現行契約が6月末で満了となることから、フリートランスファーでの移籍となる。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も両選手のメディカルチェックの予定を伝えつつ、7月のフリートランスファーでの加入が決定的になったと指摘。それぞれの予想契約期間については、ジエリンスキが「長期」、タレミが2026年6月末までとなっているようだ。なお、後者の契約には1年間の延長オプションが付随する見込みだと報じられている。

 現在29歳のジエリンスキは2011年夏にウディネーゼの下部組織へ加入し、翌年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はエンポリへのレンタル移籍を経て、2016年夏にナポリへ加入。同クラブではボランチを主戦場にここまで公式戦通算356試合出場50ゴール46アシストという成績を残し、2019−20シーズンのコッパ・イタリア制覇や昨シーズンのセリエA制覇に貢献した。また、ポーランド代表では通算86キャップを誇っている。

 一方で現在タレミはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。ペルセポリスやアル・ガラファ、リオ・アヴェでのプレーを経て、。2020年夏にポルトへ完全移籍で加入した。同クラブではここまで公式戦171試合の出場で86ゴール53アシストを記録し、昨シーズンはプリメイラ・リーガの得点王を受賞。イラン代表ではここまで国際Aマッチ通算82試合に出場し、歴代4位となる45ゴールをマークしている。

 就任3年目のシモーネ・インザーギ監督の下、今シーズンのセリエAで首位を快走してるインテル。既に前線と中盤には多くのタレントを抱えているものの、来る2024−25シーズンに向けて頼れる実力者2人が新たに加わることとなりそうだ。