「違約金11億円を払えるのか?」急転直下、韓国代表を率いるクリンスマン監督の“解任or続投”が今週中に決定へ! 国内での厳しい批判は激化の一途
バッシングの嵐はさらに強さを増し、解任を求める声が大勢を占めている。韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督の進退に関して、大韓サッカー協会(KFA)が具体的なアクションを起こすようだ。
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現地2月12日、全国紙『スポーツ朝鮮』や放送局『SPOTV News』などが伝えたのは、KFAのなかで代表チームの強化を担う「戦力強化委員会」が今週中にも開催され、クリンスマン監督を解任するか続投させるのかの議論が交わされるというニュースだ。
本来はアジアカップ2023でベスト4に終わった韓国代表チームのパフォーマンスを分析し、今後の強化の在り方を論議する場となるはずだった。しかし、日曜日にクリンスマン監督が韓国帰還からわずか中2日で自宅がある米西海岸へ出発。ふたたび国民からの非難が一気に高まった。こうした流れを受けて、議論のメインテーマにせざるを得なくなった模様だ。
委員会はファン・ボグァン技術部長、ミヒャエル・ミュラー強化委員長や現役のKリーグクラブ監督らからなる有識者会議で、採決された内容の是非をチョン・モンギュKFA会長に問うという。『スポーツ朝鮮』は「戦力強化委員会の最大の議題は間違いなく、クリンスマン監督の処遇となる。解任か続投かの二者択一で、これまで監督を擁護し続けてきた会長がどんな決断を下すのかに国民が注目している」と解説する。
だが、同委員会は昨年1月に発足したばかりで機能しているとは言い難いという。
「パウロ・ベントの後任探しのためにミュラー委員長が立ち上げたグループだが、大きな発言力があるのかどうかは疑わしい。もし監督解任と決定してもどこまでKFA首脳部を納得させられるのかは不透明だ。単なる形式的なものに終わるのではないかという見方もある」
KFAとクリンスマン監督の契約期間は北中米ワールドカップ本大会終了までとなっており、あと2年半も残されている。同紙は「監督への違約金が70億ウォン(約7億8000万円)で、コーチングスタッフと合わせれば総額100億ウォン(約11億2000万円)近くにのぼる。資金が乏しいKFAにとっては負担が大きい。複数のサッカー関係者は『最終的に解任をためらうのではないか』と話すほどだ」と報じている。
3月下旬にはワールドカップ・アジア2次予選が再開される。韓国代表はタイ代表との2連戦に臨み、21日にソウルで、26日にはバンコクで戦う。シンガポール、中国との2試合を終えて連勝を飾り、現在グループ首位に立っているといえ、監督交代となればまさに緊急事態だ。
はたして“クリンスマン狂騒曲”がどのような展開をみせるのか、大注目である。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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現地2月12日、全国紙『スポーツ朝鮮』や放送局『SPOTV News』などが伝えたのは、KFAのなかで代表チームの強化を担う「戦力強化委員会」が今週中にも開催され、クリンスマン監督を解任するか続投させるのかの議論が交わされるというニュースだ。
委員会はファン・ボグァン技術部長、ミヒャエル・ミュラー強化委員長や現役のKリーグクラブ監督らからなる有識者会議で、採決された内容の是非をチョン・モンギュKFA会長に問うという。『スポーツ朝鮮』は「戦力強化委員会の最大の議題は間違いなく、クリンスマン監督の処遇となる。解任か続投かの二者択一で、これまで監督を擁護し続けてきた会長がどんな決断を下すのかに国民が注目している」と解説する。
だが、同委員会は昨年1月に発足したばかりで機能しているとは言い難いという。
「パウロ・ベントの後任探しのためにミュラー委員長が立ち上げたグループだが、大きな発言力があるのかどうかは疑わしい。もし監督解任と決定してもどこまでKFA首脳部を納得させられるのかは不透明だ。単なる形式的なものに終わるのではないかという見方もある」
KFAとクリンスマン監督の契約期間は北中米ワールドカップ本大会終了までとなっており、あと2年半も残されている。同紙は「監督への違約金が70億ウォン(約7億8000万円)で、コーチングスタッフと合わせれば総額100億ウォン(約11億2000万円)近くにのぼる。資金が乏しいKFAにとっては負担が大きい。複数のサッカー関係者は『最終的に解任をためらうのではないか』と話すほどだ」と報じている。
3月下旬にはワールドカップ・アジア2次予選が再開される。韓国代表はタイ代表との2連戦に臨み、21日にソウルで、26日にはバンコクで戦う。シンガポール、中国との2試合を終えて連勝を飾り、現在グループ首位に立っているといえ、監督交代となればまさに緊急事態だ。
はたして“クリンスマン狂騒曲”がどのような展開をみせるのか、大注目である。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部