コーヒーと食べ合わせNGな食べ物とは?管理栄養士に聞いてみた!

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コーヒーと食べ合わせNGの食品とは?


朝や休憩時間にホッと一息つけるコーヒー。実は食べ合わせがあまりよくない食品があるって知っていましたか?そこで管理栄養士が、コーヒーとの食べ合わせやおすすめの飲み方をご紹介します。

コーヒーは鉄の吸収を妨げる


鉄分の多い食品は要注意


コーヒーにはタンニンという成分が含まれています。タンニンは渋み成分のひとつであり、抗酸化作用など様々なはたらきが研究されている成分ですが、鉄の吸収を妨げる作用もあります。

そのため、コーヒーと鉄分が多い食品を同時に摂取した場合、鉄の吸収が妨げられてしまうのです。鉄分が多い食品には、赤身肉、レバー、まぐろ、かつお、ほうれん草、小松菜などがあります。

特に女性は要注意!


あるデータによると、月経のある女性の5人に1人は貧血があるとされています。特に多いのが血液の原料である鉄が不足することで起こる鉄欠乏性貧血です。

貧血や貧血気味と言われている方は、体内の鉄が不足している状態です。このような方は特に、鉄を効率よく吸収することができるようにコーヒーの飲み方には注意が必要です。

また、女性は月経によって体内の鉄を損失しやすいのため、貧血予防のためにもコーヒーと鉄分の多い食品を同時に取らないように注意しましょう。

コーヒーのおすすめの飲み方


食事と一緒に飲むのは避ける


ご紹介した食品以外からでも鉄分は摂取することができます。食事からの鉄分の吸収が妨げられるのを防ぐため、食事と一緒にコーヒーを飲むのは控えましょう。食事の直前・直後も避けた方がベターです。

食事とコーヒーの間隔は1〜2時間空けて


鉄分の吸収が妨げられるのを防ぐには、コーヒーと食事の間を1〜2時間空けるのがおすすめです。

コーヒーは飲む時間を意識しよう!


コーヒーに含まれるタンニンには鉄の吸収を妨げる作用があります。特に女性の方は、鉄を効率よく摂取できるよう、食事と時間をずらしてコーヒーを楽しんでみてくださいね。

永吉みねこ

フリーランス管理栄養士。献立・レシピ・栄養バランスが即キマる! 即決バランスクッキングスクール代表。「忙しくてもちゃんと簡単に自炊」をサポートするコンテンツ・レシピを提供。延べレシピ開発数は2,000以上。

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