個性的な逃げ馬として人気を集めたマルターズアポジー(撮影：下野雄規)

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　現役時代に重賞3勝を挙げたマルターズアポジーの産駒となるオリジナルオリジン(牝3、美浦・水野貴広厩舎)が、土曜中山5Rの3歳新馬(芝1600m)でデビューする。

　オリジナルオリジンは父マルターズアポジー、母マルターズオリジン、母の父Swainの血統。自身と同じく、父母ともに藤田在子オーナーの所有馬。父は全40戦中36戦でハナを切った個性的な逃げ馬で、16年の福島記念、17年の小倉大賞典と関屋記念を制するなど、芝のマイルから2000mを主戦場に息長く走った。20年から種牡馬となり、現3歳の血統登録頭数は2頭のみ。オリジナルオリジンが産駒の初出走となる。

　オリジナルオリジンは12月末から時計を出し、11日の最終追いは坂路で4F57秒3-1F13秒3。時計的には強調しづらいが、実戦でどれだけ頑張れるか。人気薄での好走も多かった父の産駒らしい激走を期待したい。