2020年、記者会見に臨んだ当時の手越祐也さん

写真拡大

お笑いタレントの島田秀平さんによるYouTubeチャンネル「島田秀平のお怪談巡り」2023年12月11日公開の動画に、歌手・タレントの手越祐也さんが出演し、かつて週刊誌に「未成年との飲酒疑惑」を報じられた際の「裏話」を明かし、当時の報道に反論した。

手越さんはアイドルグループ「NEWS」に所属していた2018年6月、週刊文春に未成年の女性タレントがいる飲み会に参加したなどとする記事が掲載された。

「『20歳超えてます?』って男女問わず確認してた」

「人怖系」の話として手越さんが披露したのが「週刊誌」。男女問わず交友関係が広い手越さんは、アイドル時代度々週刊誌に掲載されてきたが、海外のロケに行く空港でチーフマネージャーから電話がかかってきたという。

チーフマネージャーから連絡がある時はすごくいいニュースか悪いニュースかのどちらかで、手越さんは悪いニュースを受け取ることの方が多かったそうで「俺何かやったかな?」と思いながら電話を取ると、「ある週刊誌から質問状が来てる」「(手越さんが参加した飲み会の)中に未成年がいたと把握している」との連絡だったという。

手越さんは

「その時結構芸能界が割と未成年なんちゃらにうるさい時期だったんで、『20歳超えてます?』って男女問わず確認してたし、(中略)初めましての方も20歳超えてるっていうので、安心して飲んで。2軒目のバーも行って飲んだんですけど、その日のこと言われたんですよ」

と振り返った。

しかし週刊誌側は、飲みの席に未成年がいたことに「超自信がある」、手越さんも全員成人していると確認したことに「自信がある」と平行線に。お互い確固たる証拠は出せない状況だったが、それでも週刊誌は「未成年飲酒疑惑」として報じたという。

「悔しいと思ったけど反撃することもできな」かったという手越さん。さらに

「すごい悲しい話、僕年末に結構大きい仕事もさせてもらってたんですけど、証拠がない記事で仕事飛ぶんですよ。毎年大事にしてた仕事もいつものメーンっていう形ではなく、その年だけサブになっちゃったりとかして」

と明かした。

「責任を1人の著名人が負うことは間違ってると思う」

手越さんは「有名ってめちゃくちゃ弱い立場」だとして、

「(未成年者が)自分の意志でバーに来て、自分の意志で20歳超えてますって答えて、自分の意志で店員にお酒注文して、強要するでもなく飲んで帰るじゃないですか。その責任をその場にいた1人の著名人が負うことは、俺間違ってると思う。でもみんなそれを間違ってると言わずにただただ平謝りするから、悪いような感じの流れになっちゃってるだけ」

と持論を展開し、「それが本当に悪いことなのかいいことなのかのジャッジは、メディアとかに洗脳されるんじゃなくて、一般の方も見極めてほしい」と呼びかけた。

「本当に悪いことはしょうがないですよ。覚せい剤やっちゃったとか、未成年ってわかってるのに首根っこつかんで飲ませたとかは誰がやってもだめ」

とした上で、

「巻き込まれた系の、何が悪いの?って問題結構あるじゃないですか。僕もあったんですけど、たまたま写真撮ってくれって(言われて)撮った人が、反社っぽい人だったりとか、その数年後に犯罪犯しちゃったとか」

と例を挙げ、

「僕以外の方にも起こり得ることだと思うので、『それ違うんじゃない?』って大衆に話しかけられる人がいないと、どんどん冤罪を生んで生きづらい芸能界になる」

と私見を語り、自由な立場の自分が代表して発言していくという意志を明かしていた。

コメント欄に「ごめんなさい」の声が

コメント欄には

「手越さんごめんなさい。今までただの陽キャでチャラチャラした人だと思っておりました。こんなにも真っ当な方で、しっかりとしたお考えをお持ちとは。この動画を拝見してよかったです」
「週刊誌って、証拠なくても『疑惑』って書いて載せるんだ!やり方が汚い。仕事かもしれないけど、嘘とかたぶんの仕事はダメでしょ 読む方も疑惑とか書いてあることに関しては信じちゃダメですね」
「マスコミの報道のやり方も問題ありまくりですが、受け手の私たちもちゃんと判断していかないといけないですね。勉強になりました。また、手越くんのお話聞きたいですー!」

など、手越さんへの共感や声援が書き込まれている。