『いちばんすきな花』(フジテレビ系)公式HPより

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フジテレビ系「木曜劇場」で放送されているテレビドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)。11月16日(木)に放送された第6話では、潮ゆくえ(多部未華子)が持つ恋愛観が描かれた。(以下、これまで放送されたドラマのネタバレを含みます)

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いつものようにゆくえ、佐藤紅葉(神尾楓珠)、深雪夜々(今田美桜)、春木椿(松下洸平)の4人は椿の家に集まっていた。3人がテレビドラマを見る中、パソコンで一人暮らし用の物件を探す椿。今の家が1人暮らしには広すぎるため、椿は引っ越しを考えていたのだ。家に集まる習慣を徐々に減らしていくため、椿は外で集まろうと提案し、4人でゲームセンターに行くことに。その帰り道のバスで夜々と紅葉が眠る中、ゆくえは「おうち、何かあるんですか?外に連れ出したいみたいだったから」と椿に聞く。椿は「いや、たまにはって思っただけです」と答え、ゆくえはそれ以上深く追及しなかった。

夜々はある日、ゆくえの家に泊まりに行った。ゆくえ、夜々、ゆくえの妹・潮このみ(齋藤飛鳥)は3人でケーキを食べることに。夜々はゆくえに「ゆくえさんって、鈍感って言われます?人から向けられた好意に、あんまこう気付かないタイプっていうか、モテてる自覚というか」と聞く。するとゆくえは「紅葉のこと?気付いてるよ?」と答える。ゆくえは鈍感なように見えて、実は紅葉の好意に気が付いていたのだ。

「向こうがそういう気じゃないから」と続けるゆくえ。夜々が「いやそういう気があるってことですよ?」と言うと、「違う違う。告白とかそういうの。付き合いたいとかそういうんじゃないみたいだから。今のままでいようとしてる人をさ、わざわざ突き放すのも、思わせぶりなことするのも、どっちも意味ないでしょ」とゆくえは答えるのであった。

夜々は紅葉と一緒に椿の家に向かう途中、紅葉に「いつ告白するんですか?」と聞く。すると「しないけど」と答える紅葉。夜々が理由を聞くと「好きだと好きだって言わなきゃいけないの?向こうの気持ち分かってるし、なのにわざわざ言うのってこっちのエゴじゃん。迷惑だよ」と紅葉は言う。紅葉はゆくえが自分のことを恋愛対象として見ていないことを分かっていながら、好きという気持ちを抱いていたのである。

例え好意に気が付いても、相手が求めていないなら突き放したり思わせぶりをしたりはない。それがゆくえの持つ恋愛観だ。そして好意を抱いていても、相手が求めていないなら、わざわざ自分の気持ちを伝えないというのが紅葉の持つ恋愛観なのである。ゆくえも紅葉も、違う角度で相手のことを配慮している。

紅葉はゆくえに迷惑をかけたくないという気持ちで告白しないようにしており、その優しさは素晴らしいものである。ただ恋愛関係においては、最初全く脈ナシだった相手を押し続けることで、付き合えるケースがある。もちろん相手が本当に嫌がっている時は押してはいけないが、多少の強引さが必要な場合もあるのだ。紅葉の優しい性格は素晴らしいが、もう少し強く押してみると良いのかもしれない。ゆくえと紅葉は友達のままで終わってしまうのか、そして夜々と椿の恋の結末はどうなるのか。11月23日(木)に放送される第7話を楽しみに待とう。

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