都道府県別「インフル感染状況」ランキング

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(写真:Luce/PIXTA)

今2023/2024シーズンは、コロナ前(2019/2020シーズン)と比べてもいち早くインフルエンザの流行期を迎えた。

今シーズンの第45週(11月6日〜12日)のインフルエンザ報告数は8万5766となった(11月17日に厚生労働省が発表)。2019/2020シーズンの同週5084と比較して約17倍に膨らんでいる。

ちなみに昨2022/2023シーズンは、入国制限やマスク着用などの新型コロナ感染対策が同時にインフルエンザ対策にもなったことから、インフルエンザの同週の報告数はわずか412と、今シーズンの200分の1未満にとどまっていた。

流行期入りの目安を大きく超過

厚生労働省は、感染症発生動向調査において、全国に定点観測する約5000カ所を設け、報告数を定点で割った定点当たり報告数が1.0を上回った時点で、流行開始の目安としている。

コロナ前(2019/2020シーズン)は、第45週に定点当たり報告数が1.03となり流行期に入った。

今シーズンの第45週の定点当たり報告数はすでに17.35に達している。前44週の21.13からやや落ち着いたものの、今後、年末年始シーズンが近づくにあたって予断を許さない。そこで本稿では、都道府県別に定点当たり報告数が多い順にランキングを作成。また都道府県別の感染度合いが一目でわかるよう、色分けした日本地図も掲載している。


上位と下位で感染状況に大きな違い


中部地方、四国南部などの報告数が多い

47都道府県の定点当たり報告数を多い順にランキングし、1〜12位を赤、13〜24位をオレンジ、25〜36位を黄緑、37〜47位を青で色分けしている。

(※国立感染研究所が公表している「インフルエンザ流行マップ」とは基準が異なる)


(東洋経済オンライン編集部)