中田翔選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

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プロ野球日本ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(52)が2023年11月15日に公開されたユーチューブで、巨人を退団した中田翔内野手(34)の移籍先について独自の見解を示した。巨人の発表によれば、中田はあと2年契約を残していたが、途中で契約破棄できるオプトアウトにより退団を選択した。

中田はフリーエージェント(FA)権を保有しており、権利を行使するかに注目が集まっていた。FA申請期限となる14日までに申請しなかったため残留するとみられたが、他球団移籍を希望した。

「ドラゴンズカラーで頑張るというのもありかな」

移籍先は複数の球団が候補に挙がっており、中日が獲得に向けて調査をしていると複数のスポーツ紙が報じた。

岩本氏はスポーツ紙の報道に注目し、「どのチームが獲得か」と切り出し持論を展開した。

「中日新聞系などが謳っているんですよ。中田翔について(中日)ドラゴンズが調査に入っているという一報が出ている。ドラゴンズにそういう意思や親会社の中日新聞が『やんちゃな中田翔は困るよ』という姿勢だったらこんな記事を出しませんよ。親会社がやんちゃ野球選手中田翔にOKサインを出しているのかなという勝手な思い。チーム事情を見ると、立浪(和義)監督は右のスラッガーがほしいですよ。ビシエドはなかなか思ったような数字が出ていないし。ランナーを返す選手が少ない」

さらに中田の守備力を評価した上で「外野もできる。しかも一流のプレーヤーとして。内野手でもサードもファーストもできる。条件的には普通に交渉しにいっても損はしない。立浪監督や片岡(篤史)コーチ、和田(一浩)コーチ、そこに備えているコーチ陣の中に飛び込んでもう一度あたらしいスパイスを得て新しい中田翔。ブルーのユニフォームで、ドラゴンズカラーで頑張るというのもありかなと勝手に思ってしまっている」とした。

中日の対抗馬としてソフトバンクを挙げ、山川がFA移籍した場合、西武も候補に挙がるとした。

岩本氏は「(中田の)神がかった運動神経、守備力を考えると山川よりも評価が高いかも」とし、「(山川が)FA市場でいうと滅茶苦茶人気があるところで中田翔は一層の人気だと思う」との見解を示した。