Appleは「watchOS 10.1」を10月26日に提供開始した。Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2では、新たにダブルタップジェスチャーが利用可能になる。

watchOS 10.1

Apple Watch SE 2とApple Watch Series 7以降、Apple Watch Ultraでは、NameDropに新対応。自分のApple Watchを、相手が持っているiOS 17搭載のiPhoneや、対応するApple Watchに近づけるだけで、初めて会った人と連絡先情報を交換できるようになる。

ほかにも、ホームアプリの気象セクションに何も表示されない不具合や、AssistiveTouchをオフにすると選択部分の白い枠線が予期せず表示される問題、“天気”の都市がiPhoneとApple Watchの間で同期されない問題などを修正する。

主なアップデート内容は以下の通り。

ダブルタップジェスチャを使って通知やほとんどのアプリの基本アクションを実行でき、電話に出たり、ミュージックの再生や一時停止を行ったり、タイマーを止めたりすることなどが可能 (Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2で利用可能)

NameDropにより、自分のApple WatchをiOS 17が搭載された相手のiPhoneまたはApple Watchに近づけるだけで、初めて会った人と連絡先情報を交換することが可能 (Apple Watch SE 2、Apple Watch Series 7以降、およびApple Watch Ultraで使用可能)

マイカードをコンプリケーションとして配置して、NameDropに素早くアクセスすることが可能

ホームアプリの気象セクションに何も表示されないバグを修正

AssistiveTouchをオフにすると、選択部分の白い枠線が予期せず表示される問題に対応

“天気”の都市がiPhoneとApple Watchの間で同期されないことがある問題を修正

ディスプレイにスクロールバーが予期せず表示されることがある問題を解決

一部のユーザーにおいて、高度が正しくないバグを修正

なおwatchOS 10.1には、Apple Watch Series 4以降を対象とした重要なセキュリティアップデートも含んでおり、カーネルやWebkit、天気、音声アシスタントのSiri、Find My(探す)などで見つかったさまざまな脆弱性に対処している。