ナポリ新指揮官に就任の噂も…コンテ氏は休養を選択「家族と楽しむ」

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 ナポリの新指揮官候補に浮上している現在フリーのアントニオ・コンテ氏だが、現時点では就任する可能性は低いようだ。

 昨シーズンは33年ぶり3度目のセリエA制覇、クラブ史上初となるチャンピオンスリーグ(CL)ベスト8進出を果たしたナポリだが、ルチアーノ・スパレッティ前監督が退任したことを受け、今夏にリュディ・ガルシア監督を招へいした。しかし、セリエA8試合終了時点で4勝2分け2敗で5位と好スタートを切ることはできず、首位ミランとの勝ち点差は早くも「7」となっている。

 さらに、昨シーズンの得点王でもあるナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンとの確執が噂されていることもあり、ナポリは指揮官交代の可能性を検討していることが報じられている。

 そこで、コンテ氏が新指揮官候補に挙げられ、イタリアメディア『スカイスポーツ』ではナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長と直接会談することが伝えられていたが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両者は長時間会談を行なったものの、話し合いは前向きには終わらず、合意に至らなかったという。

 そんななか、コンテ氏は自身の公式インスタグラムのストーリーズを更新し、「重要なクラブと結びついているという噂をしつこく聞いているが、今のところ私がやりたいことは時間をとって家族と楽しむことだけだと再確認した」と今すぐの監督就任の可能性を否定した。

 なお、これを受け、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などでは今年8月にウルヴァーハンプトンの指揮官を退任して以降、フリーとなっているフレン・ロペテギ氏をナポリは新指揮官候補としてリストアップしていることが報じられている。