「鶏むね肉のねぎ塩焼き」ずるいほど旨いレシピ
おいしくてコスパ最強のヘルシーごはんをご紹介します(画像:『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』)
食材の値上げが止まらないいま、家計の救世主として一層熱い視線が注がれている鶏むね肉ですが、ダイエットを心がけている人や筋トレに励む人にとっては、なくてはならない食事の要ともいえる存在になっています。
淡白でパサついてしまうイメージがある鶏むね肉ですが、調理のポイントさえおさえればジューシーに仕上がります。コスパが最強なうえにとにかくヘルシーなのが最大の魅力です。
『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』の著者で「賛否両論」店主・笠原将弘さんに「鶏むね肉のねぎ塩焼き」の絶品レシピ教えてもらいました。
高たんぱく&低脂質で、健康食品レベルの栄養がある
鶏むね肉(写真:主婦の友社)
鶏むね肉を「栄養成分表」で見てみると、生の鶏むね肉(若鶏・皮つき、可食部100g)は、133キロカロリー、たんぱく質17.3g、脂質5.5g。
鶏もも肉と比較すると、たんぱく質量はほとんど変わらないのに、約50キロカロリーも低く、脂質は約8gも少ないのです。さらに、豚肉や牛肉と比較するとカロリーや脂質は断然低い。
肉以外の高たんぱく食材とも比べてみましょう。全卵1個(50g)は、71キロカロリー、たんぱく質5.7g、脂質5.1g、絹ごしどうふ1丁(300g)は、168キロカロリー、たんぱく質15.9g、脂質3.5gです。
このように鶏むね肉はカロリーや脂質のとりすぎを気にせずに、たんぱく質をしっかりとれる食材といえます。
※データは「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より
どんな料理にも変幻自在
鶏むね肉をそぎ切りに(写真:『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』)
鶏むね肉は1枚のまま使うほか、切り方を変えれば、さまざまな料理に活用できます。繊維を断つようにそぎ切りにするとやわらかな食感に。
大きめの一口大に切って存在感を出したり、1枚で調理してから食べやすく切り分けたり手でほぐしたりと、多彩に楽しめるのも特長です。
■鶏むね肉のねぎ塩焼き
鶏むねのねぎ塩焼き(写真:『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』)
焼肉屋さんのタン塩をイメージした一品は、肉の下味にもごま油を使用。レモンを絞れば後味すっきり。
■材料(2人分)
鶏むね肉… 1枚(約300g)
ねぎ… 1/2本
レモンの半月切り… 適量
[A]
にんにくのすりおろし… 小さじ1
ごま油… 大さじ1と1/2
塩… 小さじ2/3
こしょう… 小さじ1/3
[B]
大根おろし… 大さじ3
こぶ茶… 小さじ1
ごま油… 大さじ1
みりん… 小さじ1
作り方
1、ねぎはみじん切りにしてBとまぜ合わせる。
2、鶏肉は皮をはいで薄いそぎ切りにし、Aをもみ込む。
3、フライパンを中火で熱して2を並べ入れ、焼き色がつくまで焼く。上下を返してさっと焼いて火を通す。
4、器に盛って1をかけて、レモンを添える。
(笠原 将弘 : 「賛否両論」店主)