昨季はプレミアで20ゴールを挙げたトニー。(C)Getty Images

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 ブレントフォードのアイバン・トニー獲得へチェルシーが動き出しているようだ。英紙『Mirror』が伝えている。

 長らくイングランドの下部リーグで経験を積んだトニーは、2020年に加入したブレントフォードでエースとして活躍。2020−21シーズンにチャンピオンシップ(2部)で得点王に輝き、クラブをプレミアリーグ昇格に導くと、2023年3月にはイングランド代表デビューを飾る。昨シーズンは、リーグ戦33試合で20ゴールを記録した。
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 しかし今年5月、トニーは過去の賭博規則違反のためにイングランドサッカー協会から2024年1月までの8か月間、出場停止処分が科された。9月からはチームの練習に復帰していると記事は伝えている。

 また同紙によれば、選手本人はブレントフォードを離れる方向でトーマス・フランク監督と話し合っているようだ。ステップアップを希望しており、クラブとしても売却額として設定している6000万ポンド(約112億8000万円)のオファーが来れば、放出するつもりだという。

 移籍を望む27歳に対して、チェルシーが獲得に向けて動いている模様だ。今夏、ジャクソン・マルティネスを迎え入れたクラブだが、他のストライカーと契約できなかったことを後悔しており、1月の補強に向けて準備を進めていると同紙は伝えている。

 他にもアーセナルやトッテナムといったクラブの名前が挙がっているようだが、8か月も実戦から離れる状況でトニーのステップアップは実現するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部