シャフリヤール(撮影:高橋正和)

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 喉頭蓋(こうとうがい)エントラップメントの手術を行った21年のダービー馬シャフリヤール(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が、12日に放牧先である北海道苫小牧市のノーザンファーム空港で騎乗運動を再開した。11月4日に米サンタアニタパーク競馬場で行われるブリーダーズカップターフ(米G1、芝2400m)を含め、秋の予定はこれから検討する方針。所属するサンデーサラブレッドクラブがこのほど、ホームページで発表した。

 シャフリヤールは、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、その父Essence of Dubaiという血統。

 2020年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューし初戦白星。2戦目の共同通信杯で3着となり、続く毎日杯を全兄アルアインとの兄弟制覇した。21年の日本ダービーでは、鋭い末脚でのちの年度代表馬エフフォーリアをハナ差で差し切り。鞍上の福永祐一騎手は日本ダービー連覇となった。
 
 昨年はドバイと英国へ遠征を行い、始動戦のドバイシーマクラシックでは、日本ダービー馬として史上初の海外G1タイトルを獲得。2度目の出走となったジャパンCは2着に好走した。今年はドバイシーマCで始動し、5カ月ぶりの実戦だった前走札幌記念は11着だった。通算成績は12戦4勝。