新馬戦を快勝したボンドガールと2着チェルヴィニア(撮影:下野雄規)

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 9日、中山競馬場で行われたアスター賞(2歳・1勝クラス・芝1600m)は、4番人気のキャットファイトが5馬身差で圧勝した。勝ち時計の1分33秒1は、04年の朝日杯FSでマイネルレコルトが計時した1分33秒4を0.3秒上回る2歳レコード。台風の影響が残り、稍重でのレースとなったが、衝撃的な走りを披露した。

 キャットファイトは6月4日の東京5Rで行われた2歳新馬戦でデビュー。同レースはボンドガールが勝利を収めたが、2着以下だった馬も次々と白星を挙げており、「ハイレベルだったのではないか」と話題になっている。

※左から新馬戦の着順、馬名、着差

■1着ボンドガール 1分34秒6
上がり最速33.0の末脚で差し切り勝ち。

■2着チェルヴィニア 3/4
未勝利1着(6馬身差)

■3着コラソンビート 3馬身
未勝利1着→ダリア賞1着

■4着マスクオールウィン 1.1/2馬身
未勝利1着→ダリア賞3着

■5着アンジュグルーヴ 1.3/4馬身
未勝利2着→未勝利1着

■6着キャットファイト 1/2馬身
未勝利1着→アスター賞1着(レコード勝ち)

 アスター賞が終わると、X(旧Twitter)では上記の新馬戦が話題にあがり「すごすぎる」、「伝説の新馬戦だ」という反応が多数。1着のボンドガールは休養中のため、「走らずとも評価が上がっていく」、「次走が楽しみ」と同馬の復帰を待ち望む投稿も多く見られた。

 ボンドガールは次走、10月7日(土)に東京競馬場で行われるサウジアラビアRCを予定している。素質馬の復帰がいまから待ち遠しい。