Chromeが15周年で外観を大きく変更予定、一体どこが変化するのか?
Google製のウェブブラウザ「Chrome」が2023年9月で15周年を迎えました。Chromeの15周年に合わせて、外観変更や機能変更の実施が発表されています。
Google Chrome reveals new look and features for 15th birthday
https://blog.google/products/chrome/Google-chrome-new-features-redesign-2023/
Chrome開発チームの一員であるアレックス・エーンズリー氏によると、Chromeの外観はAndroidなどで使われているGoogleのデザイン概念「Material You」に沿った外観へと変更されるとのこと。
We're bringing Material You to @googlechrome for Desktop (ChromeOS, MacOS, Windows, Linux) with a refreshed approach to theming that can flexibly adapt to OS light/dark modes ✨ pic.twitter.com/CIUDy1sNpM— Alex Ainslie (@alexainslie) September 7, 2023
以下が新たな外観のChromeです。ウィンドウの四隅が丸みを帯びているほか、右上の最小化ボタンや閉じるボタンの形状がWindows標準のものと異なることが分かります。また、画面右下の「Customize Chrome」をクリックすればカラーテーマをカスタム可能とのこと。
緑系のカラーテーマに切り替えるとこんな感じ。背景色やタイトルバーの色に加えて、画面右上の最小化ボタンや閉じるボタンの色まで変更されています。
メニュー画面も四隅が丸みを帯びた外観に変更されます。また、メニュー項目も刷新されており、パスワードマネージャーや翻訳機能へのアクセスが容易になっています。
外観の刷新は今後数週間以内に適用される予定です。
◆「Search this page with Google(このページをGoogleで検索)」
外観の刷新に加えて、表示中のページに関連する情報でGoogleで検索できる機能「Search this page with Google(このページをGoogleで検索)」も提供される予定です。また、アメリカでは「Search this page with Google(このページをGoogleで検索)」上でGoogleのAI検索「SGE」を利用可能で、表示中のページを要約したり、記事の内容を元に質問に回答させたりといった操作も可能となります。
◆セキュリティの強化
Chromeには危険なサイトにアクセスしようとすると警告を表示する機能が搭載されています。これまでは「危険なサイトリスト」が30〜60分ごとに更新されていましたが、今後数週間以内に「危険なサイトリスト」がリアルタイムで更新されるようになります。この変更により、マルウェアやフィッシングからの保護性能が25%向上すると見積もられています。
◆Chromeウェブストアの外観刷新
Chrome15周年に合わせて、拡張機能やテーマを検索できる「Chromeウェブストア」の外観も刷新される予定です。
新たな外観のChromeウェブストアはすでにプレビュー版が公開されており、以下のリンク先からアクセス可能です。
Chrome ウェブストア
https://chromewebstore.google.com/